ヒューマンフェスタで、風車屋

かざぐるま

高槻 春日のお祭りにいきました。今日は昨年に引き続き風車屋。夕方からの雷と豪雨で一時はどうなるかと思ったけれど。終るころにはすっかり、あがっていて帰りには星も見つけることができた。

風車は強風でぐるぐるまわり、子供達にたくさん持って帰ってもらえました。
たまに、アコーディオンでお祭りのお店をまわったり、バルーンアートのお兄さんの横でにぎやかしてみたり。アジアプジャで出あった、廃材缶かんドラムをつくる佐々木さんも助っ人で参加してくれ、こどもたちはにわかドラマー。この方の缶でつくるドラムはとても工夫されており、音の高低、ひびきの種類も多くおもしろくセッションできます。

夏の夕べ。お祭りに大勢の子供や家族が来る姿はとてもいいものでした。

世界報道写真展2012 

今年も、ハービス大阪へ足を運ぶ。
世界報道写真展には、毎年行っている。去年世界で何があったか、という報道の写真。
自然の写真、恒常的な社会問題の写真、スポーツや日常を切り取った写真。

分野は、いろいろ。
けれど、今年の写真展には数多くの日本を写した写真が展示されていることはわかっていた。何よりも昨年の3.11は、世界にも悲しみを痛いほど伝えたから。

でも震災だけではなかった。アラブでは革命が吹き荒れていた。
今にも飛び出しそうな、リビアの反政府戦士たち、他の写真にもカダフィのなきがらが写されていた。エジプトでもムバラク政権に対する抗議の人々の怒りの姿。

ときに、これが人か?と思わせるような死の姿に深い溜息がでた。
かと思えば圧倒的に大きく美しいベトナムの洞窟。
ケニアでは、サイの角の乱獲。あるいは、一面のフカヒレ。ひれのためだけに捕獲されるサメたち。人間の贅沢な嗜好のために命を奪われる。人は、生きるために自然を分けてもらわないといけないけれど、必要のないものまで奪っている。

人は、おろか。毎年、どこかで紛争があり、同じ国で命の奪い合いをしている。
でもそういうことがあるということさえ、見ぬふりをするのをやめたいと思う。

世界報道写真展の受賞作は、以下のサイトで見れます。

世界報道写真展2012
http://www.asahi.com/event/wpph/about.html

映画「ある精肉店のはなし(仮題)」

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「祝の島」の監督、纐纈あやさんが新しいドキュメンタリー映画を大阪で現在撮影している。

六月の浪さんの大阪ライブで楽屋まで応援に来てくれた纐纈さん。浪さんの映画「ナミイと唄えば」ではプロデューサーを務めた。

たまたま、昨年7月に本橋成一さんの写真展「屠場」と講演がリバティ大阪であった。この写真展は、屠畜場を撮影したものだが、その講演の時に家族で屠畜を行っている方が会場に来ておられた。多分、その方が北出さんだったと思う。

この映画は、北出さんの家族が、牛を大切に飼育し、大切に肉にする営み、命のこと、差別をうけてきたこと、そういうことをテーマに扱っているようだ。家族での最後の屠畜をカメラに残された。私たちの生活の中で、忘れている見えない場所をしっかり見つめたいと思った。

今、この映画は、応援する会を立ち上げて、支援者をつのっている。私も、一口のりました。
関心のある方は一度、HPをご覧ください。
ある精肉店のはなし

本橋成一さんの写真展 「屠場」は、大阪ニコンサロンにて8/9~8/22まで
大阪ニコンサロン

ジャナグルJr 暑い大阪にやってきた。

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ジャナグルコンサート 高槻市富田ふれあい文化センターにて
ジャナグルHP

暑い暑い大阪に、ジンバブエからジャナグルの子供達はやってきた。
高橋朋子さんが、ジンバブエにいって、早や27年。ジャナグルアートセンターを立ち上げ、音楽でジンバブエの子供達を教育し、学校にいけない子供や孤児を支援し続けている。
日本でのコンサートツアーも10年以上続いている。
私達は、7月26日、27日の高槻市での公演をお手伝いした。

2010年に会ったメインボーカルのティチャファラ君に再会。可愛さは変わってないけどちょっとヤンチャになりました。
このツアーは、これから8月の20日頃まで東北、北海道へと続く。7月始めの来日から大阪は、半ばばほどの日程で暑さも酷かった。いつもながらハードなツアー。ジンバブエは、南半球なので真冬。夏でも彼らの住むハラレは高地でそんなに暑いわけでは無いらしい。

世界は、広いのか狭いのか分からなくなる時がある。人が繋がっている国は、距離を感じない。
災害や政治が不安定な時も心配になる。今、オリンピックが始まったが、応援はプチナショナリズムな感もするが、ローカルナショナリストという言葉があるとすればその程度のものだと、自分は自覚している。当然関わりのある国は、応援したくなるものね。

音楽も簡単に国境をこえる。
だって線は引いてないんだよ。

ASIAN PUJA 2012 で ちんどん♪

asian puja 2012
asian puja 2012 

asian puja2012 2

ASIAN PUJA in 高津宮で、ケセランぱさらんは、イベント告知、呼び込み、にぎやかし隊として参上しました。

このイベントは、アジアの貧困層の子供達のことを考えたり、女性の自立支援を行ったりしているグループの方々が出店していたり、面白い鼻笛や雑貨など、お宮さんの中にところせましと賑やかにお店がひしめき合い、ワークショップ・コンサートもあるアジア祭りです。

食事もカレーが沢山でていたり、ベジ対応なので、心にもからだにもやさしいいい雰囲気の中、音楽でひと時みなさんの間に入っていって交流できたこと、とっても楽しかったです。

準備から当日にいたるまで、スタッフのみなさまお疲れ様でした。呼んでいただき感謝です!

Love沖縄@辺野古@高江

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十三 シアターセブンにて公開中

先週に引き続き、米軍基地を扱ったドキュメンタリー映画を観た。

こちらは、辺野古、高江の座り込みの人々の工事阻止の闘いを撮っている。
イタリア系の若い監督が、俯瞰で見せてくれた基地問題を、こんどは地べたの目線で追っている。
泥臭い、生々しい現場の情景をみていると、悔しく、悲しい感情が込み上げてくる。

特に高江は深刻だ。オスプレイはまさに、日本に向かってやって来る。
高江にオスプレイ用とされる、ヘリパッドの建設計画が複数あるが、ここにやってくるということは、拠点にして沖縄の空、日本の空に強力な危険物が浮遊することになる。

高江には、今も夜の10時を過ぎてもヘリが飛ぶという。その轟音に住民は恐怖を覚える。
もともと、ジャングルの訓練のために北部訓練所はある。ここで訓練し、ベトナム戦争へむかっていった。今も顔に迷彩の泥化粧をした米兵の行軍に遭遇し恐怖すると女性の住民が語っていた。

映画は、もみ合いのあるいは、抗議の声をおもに映像に捉えているが、何かが起こらない日の日常的な実際の24時間座り込みはもっと、淡々として、それゆえに辛いと聞いたことがある。
急に工事が入るのを阻止する為に座り込むが、持久戦そのもの。非暴力の闘いは地味で、忍耐のいることだと思う。

高江に去年行き損なった。辺野古まで行ったのだけど。
高江の日々はこちらに記録されている。支援の情報も。
やんばる東村 高江の現状

「誰も知らない基地のこと」を見てきた。

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昨日から、十三の第七藝術劇場で公開されている、イタリア系の若い二人の監督さんが撮ったドキュメンタリー映画「誰も知らない基地のこと」を見てきた。

沖縄以外の米軍基地については、あまり知ることがなかった。イタリアのピチェンツア、インド洋の島ディエゴ・ガルシア島、沖縄の普天間、辺野古、高江の米軍基地を取材し、アメリカが世界に基地を増やし続ける理由をチョムスキーなどの識者達へのインタビューし、また基地がある場所の人々の言葉を通じて問題を問いかける。

ガルシア島に至っては、米軍基地ができるので危険なためという理由で島民を全員移住させてしまった。ところが、基地ができたらそこは、軍の広報ビデオでは、釣りを始め、数々のマリンスポーツが楽しめ、美しい島の基地であるとアピールしている。ガルシアの人々は帰島を願い訴訟を起こしている。

基地は、第二次世界大戦の敗戦国に多い。それと同様に、数々の紛争に出張って行った米軍は新たにそこに基地をつくり増殖させてきた。まるでガン細胞だと、今は亡き元ベトナム帰還兵で平和運動家のアラン・ネルソンさんが映画で言っていた。

はっとしたのは、「戦争のためにあったはずの軍事基地が軍事基地を維持するために戦争をするようになった」という言葉。軍産複合体という金ヅルを離さないアメリカはとても危険な国だ。

東西冷戦以降、敵を見つけては膨らむ米軍基地。これがアメリカ帝国主義の植民地政策。

基地というものがどんなに違和感のある存在であるかを私たちはもっと知らなければならない。

普天間から米兵がアメリカに帰国するために輸送機が飛び立つのは、午前3時頃だという。
それは、到着するのが明るい安全な時間に着陸できるための配慮らしい。当然、普天間の人々は叩き起こされる。それが、占領ということなのか。

それでも、各地の人々は抵抗しつづける。
この映画と、来週から公開シアターセブンで公開の藤本幸久・影山あさ子監督作品ラブ沖縄@辺野古@高江は、もう一度基地を考える機会になると思う。

「誰も知らない基地のこと」HP http://kichimondai.com

予告編

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=XW7HxXdkAYU&feature=youtube_gdata_player[/youtube]

COOZY…! また七夕や。

Altair

この写真は、Peter Heinzenさんが、Cc-by-nc-ndでflickrで公開している。彦星(Altair)です。

七夕のそらに、1人のアルタイル。明日は現れてくれるだろうか?
あまりにも美しい、写真を見つけたので貼り付けて見た。(大好きなblog 壊れるまえに…の真似をしてみました。)

17年前に大きな事が有りすぎて、その追悼の日時は決して忘れることができない。私が音楽を続けるのも、Coozyのせいもあるよ、きっと。
阪神大震災のあった年、サリンが東京で撒かれた年、その年の七夕の日に暴漢にナイフを突き立てられ命を落とした。結婚が目前に迫っていたのに今も一人ぼっちのアルタイル。

いつも一緒に音楽の話をすると熱くなった。彼が高校生の時からR&;Bのバンドをやるからと言って誘われてピアノで仲間に入ったり。ブルースも好きで、エピフォンのギターを歯で弾いたりしてたけど、ある日やめにして、ジョー・コッカーのようなシンガーになると歌い始めた。
ダニー・ハサウエイ、マービン・ゲイ何かをセッションバンドでライブしたり。

亡くなるほんの少し前に、うちに遊びにきてドロドロになるまで飲んで、明日も仕事なのに語ることをやめなかったのは、何かわかってたの?

今日は、あまりにも内省的でした。でも、美しいアルタイルは、ひょっとしたらヴォーカルマイクを握ってるかもしれない。明日は、空を見上げよう。

楽器に恋し・・そして

20120704-004451.jpg真夜中の月

今日は、時々強い雨が打ち付けていた。朝、強烈な雨が降っているのを窓から眺める。そういう時、ふわんと緑の臭いがやってくる。特に元気なローズマリーの香りは、雨もいいよなと一瞬思わせてくれる。

雨は昨日でなくて良かった。勝手な話だ。昨日は楽器を持ってホスピスで1時間ほど演奏していた。
いつも病院のデジタルピアノも使うけれど、私は三線、アコーディオンも使って、車椅子やベッドごとお部屋から出てきてくれた患者さんの前まで行って音を鳴らす。三線のへびの皮もさわってもらう。「へー、うろこがついてる」とちょっとはがれかけたうろこも触ってもらったり。

私たちはいつも多くの楽器をもっていく。相方と助っ人のも含め、二胡・のこぎり・ギター・チンドン太鼓・なみの音の楽器・ハーモニカが昨日の楽器たち。うたも歌います。相方のてじょんが黒人霊歌の「Amen」をもじって「えーねん」で、みなさんをほめちぎる。なかなか楽しかった。

楽器で空気を震わせて、こころに届くよう願う。
「初めて、目の前で音楽聴いたわ。」と美しい患者さんが涙ぐんだ。こんな私たちだけどささやかな時間のおみやげを置いていこう。

楽器は時に、生き方の方向を少し変えてしまうときがあるものだ。とこのところおもう。
東北行きの前に始めた、アコーディオン。この楽器に恋してるような感じ。
いつもピアノみたいにでかくて、頑丈な楽器と向き合っていると、ピアノの方から仕方ないからヒトの相手してやってると感じる時がある。けど、アコーディオンは抱いて使う楽器。
なんていとおしい・・・

古くて、昔は小学校の鼓笛隊で弾いていた(このときのは合奏用ですね)懐かしい楽器。調律のお客さんちで見つけても実は興味シンシンだった、そういえばおもちゃのアコーディオンを抱えてカントリーの演奏のとき助っ人で入った。近くて遠い楽器。

なんで、今まで出会ってたのに手を触れなかったのかな。もっと前に始めていたら、もっと上手になれてただろうな。ともおもうが、すぐに打ち消す。
例えばこの10年私は何をしていたの?と考える。色々あった。演奏の活動もバンドだったり、やらなかったり、今のように相方といろんなお人に出会いに楽器もって行ってなかった。
今だから積み重なったオモイが、考えてきた数々が、出会った出来事が音に込められるのかもしれない。

この楽器を始めるために、先生のところへ行った。たくさんアコーディオンの先生はいらして、あんまり敷居の高そうな先生はちょっとなとか、かなりの時間ネットの中をさまよっていた。で、たどりついたのがyoutubeで実に楽しそうに演奏する先生。
初めて体験に伺うときは、どんな方が緊張。笑顔で迎えてくださったけれど、もっとも揺さぶられたのは、目の前で鳴らしてくれたアコーディオンの音だった。

一目(聴)惚れ・・・。
こうして、やっとのことで、色んな条件がととのって、今、この楽器とであうことが出来た。この年になってから始めるということは考えないことにした。これからが恋の季節さ!

あ、先生の紹介は以前の記事にあります!CD素敵ですよ。
http://pianocraftwork.net/?p=253