「ピナ・バウシュ踊り続ける命」を観た。311という日に。
あ、「ネットワークでつくる放射線汚染地図5」が始まりました。少し中断。
終りました。放射性ヨウ素のネットワーク地図が新たにあきらかになってきました。影響下の子供達がもれなくきちんと医療などのフォローを受けることができるようにしてほしい。
命への思いを馳せた一日。デモの前にみたピナ・バウシュのドキュメンタリー映画は、3Dであったこともあるが、映画というより舞台の中に入り込んでいくような感覚もあった。ダンサーの肉体の美しさは、人間とはこんなに美しかったのかとおもうと同時に生きている命、人間くさい人間の息遣いを感じた。
街の中でのダンサーの映像は、本当に素晴らしい。時にコミカル、時に悲しい。 ピナ・バウシュはダンスのことを「言葉であらわせないものを表現する」と言っていた。 沢山の言葉であらわせない気持ちをこの一年は、沢山の人が感じたに違いない。
ダンサーの動きは、ときに障がいを持った人たちの動きを思い出す。そうそう、みんな自閉症の人になったみたいに目の前で手をひらひらさせたり、急に倒れたりしてみたいようにおもわないですか?私はなんだか好きです。
中ノ島公園で、黙祷の後、脱原発デモに加わる。あんなに多くの人だったのに知った人に何人か会った。原発はもうごめんだ。粛々と廃炉に向けて進んでほしい。新たなヒバクシャをもうつくらないで!
ピナ・バウシュの二つのドキュメンタリー映画が上映される。
2009年に亡くなったピナ・バウシュ。ずいぶん前にたった一回だけ舞台を観る事ができたが、とても素晴らしい世界に惹きこまれた。
映画は、2つ。
一つ目は、ヴィム・ベンダース監督が撮った「pina/ピナ・バウシュ踊り続けるいのち」だ。
公式サイトは http://pina.gaga.ne.jp/top.html
梅田ブルク7で2月25日から。3Dでの上映もあるらしい。わくわくする。公式サイトの映像も美しい。舞台が屋外であったり、これも別のピナ作品なのだろう。魂が息づく。ダンサーの中に宿っているのだろうか。
もう1つは、「ピナ・バウシュ 夢の教室」 40人のダンス経験のない若者に彼女の代表作「コンタクトホーフ」を10ヶ月間で振付けるドキュメント。
ダンスを通じて、解き放つ。音楽でも表現することは、解き放つことにつながるけれど、ダンスはダイレクトに身体表現を使うことで生身の自分をあらわすというところが、もっと生ナマしく、しかしそれを受け取る人にも強烈な印象をあたえるとおもう。
公式サイトは、 http://www.pina-yume.com/trailer.html テアトル梅田で3月17日から公開
どっちの映画も要チェックである。そして、見終わった後に沢山語れる映画となるだろう。
ケセランぱさらん~音曲パラダイスショー~のときどきブログ