週刊金曜日でウタのこと

週刊金曜日2月8日号
週刊金曜日2月8日号

昨日は、建国記念日。
定期購読している「週刊金曜日」が面白い対談を掲載していた。
写真の坂本龍一さんと一水会顧問の鈴木邦男さんとの対談。左右の論点から考えるということだけど、坂本さんは、リベラルだけど左に振り切っているとは思えない。どっちでもいいけど…

面白いのは、やはり音楽家なのであのウタの話。「君が代」についての議論。
鈴木さんいわく、国のウタを考えるとき明治政府は5つの曲を候補にもっていたそうだ。
その中でも、賛美歌っぽいものが一番好きだと、意外にもミッションスクールに行っていた鈴木さん。明治政府が日本的なモノを一掃して音楽の言語も日本語をしゃべらなくなった。と言う言い方で坂本さんが続けて語る。君が代も途中からドイツ人のエッケルトという人がつけた和音が和洋折衷的で中途半端と。そうかあ、このウタも純国産でないわけだ。

鈴木さんに至っては、右翼なのにこのウタが、他の国のように革命歌や軍歌でなく、歴史問題やら天皇制論やらワヤワヤと議論の対象になるから良いのだという。日本人が国民から募集してウタを作ったら、きっともっと危ないことになると考えてる。
実に、日本のことを考え愛してる。

日本で軍歌が多いのは、君が代が全然、勇ましい曲でなかったからだって。とても面白い。

ウタやハタを強制されるのは嫌なことだけど、初めからステレオタイプに考えないでこういうお話がどんな方々ともできるのがイイ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です