映画 レ・ミゼラブル ミュージカル映画久々…

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民衆の歌 シーン

久々のミュージカル映画。久々のメジャー大作鑑賞!

気にはなっているけど行けないことの多い映画なのだが、夜の上映に滑り込んだ。
ミュージカル映画も、昔はよく制作されていたと思う。懐かしい映画の記憶もある。

全く日常から離れた世界に飛び込める事が、映画の魅力のひとつ。
舞台出身とは知らなかったが、ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンの歌唱には驚いた。全編、素晴らしい歌が綴られる。。子役のガルローシュ役も素晴らしい。

そこに描かれた世界は子供の頃、世界名作全集で読んだ「ああ無情」を読んでいても分からなかった空気感。。3級市民や格差の社会。革命を望むマグマが渦巻く。
現代の臭いと遠からず、である。
映画館から出て梅田の地下街を通る。帰りの時間にはシャッターの閉まった店舗の前にホームレスの人達が横たわる。

映画は、素晴らしい。けれど、ずっと何か釈然といない何か残った。
その世界に浸りきれない何かが心にある。

「巌窟王」や「小公子」など子供の時間に読んで、物語の世界で想像して遊んでいた昔は戻らない。現実がシビア過ぎて、越えていってしまったから?

私の心が貧しくなったから?

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