アフリカンアート展で、高橋朋子さんに久しぶりに会った。6月には、ジャナグルアートセンターの子供達がやってきて、日本ツアーを行う。ジンバブエの伝統音楽とダンスは、いつも素晴らしい。
高橋さんは40年以上ジンバブエに住み、音楽や芸術、子供の教育の支援を続けている。エネルギッシュな魅力的な女性でお姉さんみたいな感じ。
いろんな話をしたが、アフリカから見る西欧諸国に対する苛立ちを高橋さんは訴えていた。
マリに軍隊を派兵しているフランス、マリ政府に要請をされたとか、日本の報道では見るが、アルカイダを制圧するなんて言って、実はウランが目当てなのだと言う。かつての植民地主義はまだまだ生きていてアフリカは搾取され続けているわけだ。
ジンバブエでは今年選挙が行われるようだ。独裁者ムガペ大統領が、民主的な選挙をすると言って何年も保留されていたことが、国民投票で新しい憲法案の是非を問う。これが通ると総選挙。
高橋さんは、子供達が来日する6月頃選挙があるかもしれないが、選挙の時は人が死ぬんだよね。と言う。利権が対立する構図に、血が流れるのだ。子供達、日本にいる方がいいかも知れない。とも。
日本にいると、西側の情報、特にアメリカサイドのニュース報道。
いつまでも遠い国。というのは、知ろうとしないからだ。