« 2004年11月 | メイン | 2005年01月 »
2004年12月30日
日々が過ぎ行く
今年が終わろうとするこのとき、TVではお笑いを中心とした娯楽特番がのきなみ、どのチャンネルにでもやっている。
このまま、大晦日をひどいドンちゃん騒ぎで終えようとするのが、今のなさけないマスコミの現状だ。
インドネシア沖の大津波での被害状況も、イラクの今も、新潟の地震後の様子も、10年を迎える神戸の生活も知りたいものを探すのがとてもたいへんだ。
このネットの世界には探しに行こうと思えば、見つけることのできる情報がたくさんあるが、そうして知ろうとしてネットを巡り歩くうちに、現実と乖離していく気分になる。
どちらが、今のわたしのいる世界なのか?あきらかに虚構の空騒ぎのTV画面。無事、平穏。そうおもわせておきたい思惑が誰かにあるのだろうか?
TVは消せば静かな箱である。
ただそれだけなのだけれど。
人々をふぬけにする。そんな恐ろしいおもちゃでもあるように思うね。
暗い。おわりかただな。もう少しましなことがかければいいのだけれど。
投稿者 pianocraft : 01:19 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月25日
Blog復活 アイヌの音
MTをバージョンアップさせて、スタイルシートをいじっていたらえらいことになってしまった。
何せ、本来はなれない作業・・・・しかも今は、朝の4時を回ってしまった。なんとか復旧。
この間23日に、コリアボランティア協会のクリスマスパーティに参加した。例年企画がわで、裏方をやっていたが、今年はゆっくり楽しませてもらった。
いろんなボランティアさんと障害をもった人達の交流の場で、今年はよさこいソーランを乱舞し、手話コーラスをみんなでしたり、楽しかったのだが、その中で秀逸だったのが、「むっくり」の演奏だった。
口琴といわれるもので、ジューイッシュハープというのも金属だがおなじような仕組みの楽器がある。
スヌーピーが犬小屋の上で、演奏しているのがそうだ。(といっても知らない人の方がおおいかも)
それをマイクでひろうと・・・・口のなかが共鳴のうつわになって、ビヨーン、ビヨーンと神秘的な音がする。
ずーっと演奏をきいていると、はるかな大地がひろがってきて、こんな狭い、視界のふさがった街にくすぶっていたらいかんな~と思わせるすばらしさ。
実はうちにも一本あるのだが、鳴らし方がいまいち解らず、放ってあった。帰ってからとりだして、思わず
やってみた。少しはなるが、どうなのだろう。
民族楽器は不思議だ。ふっと世界をこえてしまう。
音楽には、国境というボーダーがない。東から西へ、楽器も音楽も流れて伝わってきた。人間だけが壁を作り、武器を持つ。国に流れる風も海につながる川の水も、自由なのに。
投稿者 pianocraft : 04:03 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月21日
MTアップデート テスト
MovableTypeのアップデートをしてみましたが・・・・失敗か・・・・
投稿者 pianocraft : 01:38 | コメント (1) | トラックバック
2004年12月18日
映画 テロリストは誰?
テロリストは誰?
京都のメトロ大学の企画で、かねてから観たかった「テロリストは誰?」を観ることが出来た。
原題は、(第三世界に対する戦争ー僕がアメリカの外交政策について学んだこと) 。
十本のドキュメンタリーを2時間の映画に編集してある。
アメリカ合州国の、影の政府CIAが、いわゆる第3世界に対して自国の(というより自らの)利益に政府転覆やクーデターを仕掛けてきた数々の秘密活動について、真実を語っていくドキュメンタリーだ。
驚いた。次に胸が苦しくなり、アメリカという怪物に恐怖し、その次にはそれに追随する日本政府にも、似たような空気が流れている、今目前にある恐怖に変わっていった。
ビデオは少し年代がさかのぼる。数々の南米地域への侵攻、革命軍の養成(これはスクールオブアメリカズという恐るべき教育施設で行われた。)それに携わったCIA。政府の了承を得ないで活動できる特権。力。すべて欲しいものを手に入れるアメリカ。
この国はあまりにも巨大で、数々の虐殺の歴史は、ナチスのホロコーストを上回るのでは?と思う。今もイラクでその続きをやっている。
今も続いているからこそ、この映画で知ることは大きかった。アメリカのことばかり何故気にするんだ?と思われるかもしれないけれど、現に今、わたしたちは、自衛隊をイラクに送っている。アメリカの軍隊のために輸送している。アメリカのエゴイスティックな侵略の片棒を担いでいる。
信じられないような、衝撃だった。
この映画については、ソウルフラワーユニオンの中川敬さんも紹介しているので、御一読ください。
この映画は、すでにビデオになっており、グローバルピースキャンペーンでDVDと解説本突きで4000円で販売している。自主上映をおこなう方法を書いてあったり、知人に広めたり、話題を共有したいときには、有効な手段と思う。
もう一本、『911 ボーイングを捜せ』も、興味深いDVDである。アメリカがまた、一つ嫌いになった。嫌いになるだけではすませられない
恐怖の大国を多くの人が知るほうが良いと思うな。
断っておきたいが、アメリカ政府は大嫌いだが、個々の名前のあるアメリカ人を憎んでいるわけではない、それよりも、糾弾するビデオを作るという動きのあることにほっとする。
北朝鮮政府が嫌いだからといって、決して朝鮮の人々が嫌いというわけではないの同じように。気をつけて欲しい、なにもかも一緒くたにして、ストレスのはけ口のように、○○人というだけで、嫌がらせをしたり、不当逮捕したり、抑圧することは・・・・
また、一つ平和が遠くなる気がしてしまうが、どっこい、平和なんて創らなにゃ生れないものなのだから、あきらめてはいけないな。自分にも責任があるや。
以下続きへ
ドキュメンタリーに登場する。兵隊養成学校School of the Amaricasは、現存している。殺人マシーンに人間を改造する恐ろしいところで、卒業生が紛争地で一般の人間に対し残虐な行為を行うパーセンテージの非常に高い集団である。
その学校のある地域の人々が、ウォッチャー(となって学校を監視している。
暴力というのは、悲しいものだ。人間を捨てている。
投稿者 pianocraft : 00:46 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月15日
音楽家の社会活動
音楽とのかかわりをしていると、音楽が人間の生活/生きることに与えるエネルギーというのは想像できないくらい大きいとつくづく思う。
人間の脳みそ/感情にダイレクトに働きかけるのが音楽。
そんな音楽をつむぎだす人々は、それゆえに言動も注目される。音楽を使って社会運動をしている人もいる。
アメリカのロックミュージシャンが大統領選で活動していたことも記憶に新しい。エイズ撲滅キャンペ-ンや、”We are tha world"を覚えている人もあるだろう。ベトナム戦争のころも、プロテストソングは流行った。
日本では反戦フォークか・・学生運動も盛んな60~70年代。
しかし、このところ日本のミュージシャンの動きはどうか?
坂本龍一さんが先見日記に今年4月のころ平和メッセージを出している。
また、ソウルフラワーユニオン/ソウルフラワーモノノケサミットは、かねてから政治的なテーマを前面に打ち出すバンドだが、中川敬さんが非戦音楽人会議を準備していおり、多くのミュージシャンがすでに賛同している。
多くの人が、自分達の平和への思いが政府につたわらない苛立ちをかかえて生きていると思う。そして、何ができるかそれぞれ探っていることをとても感じる。そして、音楽はとても有効な手段だろう。
実は私は、こどものころアメリカのロックバンドChicagoが大好きだった。ちょっと背伸びをして、彼らのメッセージ性のある歌詞に魅入られた。きっとすごくかっこいいと思ったのだと思う。
反体制の象徴としてのロックミュージックというのが、学生運動からおくれて生れた世代にとって、あこがれもあったのだと。
えっ?あれから全然成長してないって?・・・かもね。
投稿者 pianocraft : 01:03 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月08日
Imagin
Imagin/Jhon Lenon
Imagine there's no heaven
it's easy if you try
no hell below us
above up only sky
imagine all the people
living for today...
Imagine there's no countries
it isn't hard to do
nothing to kill or die for
no religion too
imagine life in peace...
Imagine no possessions
I wonder if you can
no need for greed or hunger
a brotherhood of man
Imagine all the people
sharing all the world...
you may say I'm a dreamer
but I'm not the only one
I hope someday you'll join us
and the world will be as one
ジョンレノンが死んで25年という今日は太平洋戦争の開戦の日でもあった。
毎年この時期になると、そうか~と感慨もなげにおもうのだが、今年はちょっと違う。
毎日、仕事で車を走らせているときFM CO ・CO・ LOを聞いているが、今Love&Peaceキャンペーンを行っていて、これで、ImaginやWhat’s Going Onなどが何度かかかっている。これを聞くと自衛隊派兵延長を思い出して暗くなってしまう。
イマジンの世界は非現実か?夢のように思うかもしれないけど、ただひとりの考えでなく、いつかみんなが加わってくれる。そして、世界は一つになる。と歌詞の最後にある。
そうただ一人で、思い悩んでるのではなく、意見広告の会、劣化ウラン廃絶キャンペーンなどの賛同をしているうちに多くの人が、自立した気持ちで動いていることを知ることが出来た。
本当の民意、市民の声というのを求めようと街頭で、シールを使い、自衛隊派兵反対・賛成の声を集める運動をする人もある。今日の朝日新聞でも取り上げられていた。
それぞれのアイデアで意見を表明している昨今。あなたにもそんなチャンスはありますよ!
投稿者 pianocraft : 23:34 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月04日
ゴスペル コンサートのお知らせ
管理人所属の(現在さぼりっぱなし)ゴスペルクアイア、ハーレムJPクアイアがクリスマスコンサートを行う。
キリスト教信仰については、つねに考えっぱなしのわたしだが、この日本という特異な宗教環境において、キリスト教というのは、つねに、不思議な立場にいたと、考える。
勿論、現在のアメリカのキリスト教リバイバル、福音派の右派勢力は、NO!!だが、世界各国でいろんな形でキリスト教は存在している。この日本でゴスペルがブームになったのはどういうわけだろう?
黒人のコーラスがかっこいいから。パワーがあるから。いろいろ入り口はある。だが、その歌がキリスト賛美そのもの以外の何者でもないというのは、英語が苦手な日本人でも、意味をちょっと考えてみれば歴然とする。それを知って、単にハッピーで愛のことばかりを歌ってるだけではないということがわかる。
だが、わかっていても、歌の力はすごい。かねがね、歌、音楽は人間にほんとにダイレクトに訴えかけるのでトランス状態になるのも、わかる。高揚させ、気分よくさせる。一体感を生み、感動する。だから、宗教で音楽は切り離せない。
指導する黒人の講師達は、空気のように子供の時から信仰してきた。彼らから信仰を取り除くなんてことは、死ねというのと一緒だ。神とともにある人生。だから、彼らから教わるゴスペルは本物で、それゆえ、とまどうくらいの敬虔さなのだ。
わたしにはないものだ。真逆に、何者にもなろうと思わないわたしである。無神論者ではない。人間はなにか、超然的なものを必要とすると思うし、頑なに神を拒んでいるわけではない。そんな人間にも歌うことができるかどうかは、それこそ、「神のみぞ知る」なのだが。
そんな、ハーレムJPクアイアは、クリスチャニティ-の高いクアイアの部類である。だからこそ、そのコンサートは熱い。そんなコンサートの音の中に入ってみませんか?
不思議に癒されると思うのだけどね。以下がインフォメーションです。Check it out !
Harlem JP Choir Christmas Concert 2004
~ クリスマスの喜びを、黒人教会のGospelサウンドと共に・・・ハレルヤ!!
12月23日(木)pm3:00 大阪クリスチャンセンター
(JR玉造駅近く・大阪女学院横)
前売り 2500円 当日2800円
ゲスト Butch Heyward / Joe Joe
HJPの2枚看板ビッグアーティストが分厚いサウンドを演出
贅沢な音色とHOLYな空間を体感してください
投稿者 pianocraft : 00:24 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月02日
イラク意見広告 その後
本日、毎日新聞朝刊、全国版1面広告として、自衛隊派兵反対の意見広告が出た。毎日新聞をとっていないので、コンビニで購入。募金者の名前の中に自分を見つける。
この広告の中には、サマワでの自衛隊の活動、給水活動についての情報も書いてある。
日本の自衛隊は、供給する水の51%を、自分達とオランダ軍のために使う。49%はイラクの人のために使っている。フランスのNGOは、この15倍の給水能力でイラクのために水を使う。
というもの。
大金をはらって、自衛隊とオランダ軍をやしなっている日本。NGOにできることが、できない日本の自衛隊。
本当に人道支援のためならば、こんなやりかたはしないだろう。アメリカの方をむいて、気をひくためにだけ自衛隊員の人々は送られてるのだろうか?命をかけて、劣化ウランの被爆の危険もおかして・・・。
イラク意見広告の会では、この広告のために必要な800万円のための募金をいまも継続中である。12月1日現在の募金額は6,384,050円。
うずまくうそや、民意の反映されない政治。失意に感じるが、WEBの世界では、多くの平和を願う意志が強固になっていく。簡単に平和といっているわけでなく。最大限の想像力をはたらかせ、他人ごとにしない努力をつづけたいと思う。