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2010年10月01日

車椅子が踊る! まわる!

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スタッフ ベンダ・ビリリコンサートのフライヤー

いやあ~。一緒に踊った、踊った。コンゴのストリートミュージシャン、カンヌ映画祭でも観客を躍らせたビリリ達。驚異的なダンサーでシンガーでラッパーでミュージシャン!彼らの映画を見たいなと思っていたら、来日公演があることを知り、実際に音楽を体感することが出来た。(30日の堂島リバーフォーラムでの公演)

自転車部品を組み合わせて作った自家製の車椅子に乗って、動物園に住むホームレスの障がいもある、ストリートミュージシャンだった、スタッフ・ベンダ ビリリのメンバー達。コンゴのキンシャサで、すばらしい手づくりの楽器も使い音楽で人々を楽しませる。どんな音楽?どんなパフォーマンス?興味津々だった。

彼ら自身が、車椅子にのったパフォーマーなので、コンサートの最前列は車椅子席。
障がいを持った人たちの席となっていた。対バンのサカキ・マンゴー、ソウルフラワーモノノケサミットにもファンがついていていつもながらに熱狂的だったが、今夜の主役は、はるかにそれをしのぐ勢いで、会場の全ての人々を魅了し、飲み込んでしまった。

ストリートで歌われる唄は、日常の教訓もあり、愛の歌もある。コンサートで歌詞の訳を表示してくれるのでメッセージがよくわかった。彼らにとって、歌が生活の一部であることが歌詞をみるとよくわかる。小児マヒで動かないところもあるけれど、心は、強く正しく生きようとする。ベンダ・ビリリの意味は、「内面をみよ」という意味らしい。

それに、お客さんを乗せるのも上手!!
前から3列目の好位置で参加したので、最前列の障がいをもった人たちの熱狂したダンスがとても楽しく、ビリリたちもよくそれを見ていて、笑顔や握手をお互いの車椅子ごしに交わす人も多かった。勝手に他人の車椅子を押してダンスする人や、じっとしてる車椅子の人を引っ張り出すなど、踊らな損!てな感じでずっと、オールスタンディング。

彼らの演奏は、もちろん素晴らしい。手づくりのドラムセットには、厚手のくりぬいた木に貼った皮のドラム3つと、竹、空き缶と木箱のような、ベースドラムがセットされていた。そして、ロジェという最年少の障がいはないけれど子供時代から彼らに救われた青年が使う楽器が一弦ギターのような楽器。
アンプを通して、メロディをなぞったりするのだが、強烈な音でとても面白い。シンプルな楽器なのに多彩な表現ができる素晴らしいミュージシャンだ。

コンサートを逃した人は、映画をどうぞ。私も未見なのだ。
公式サイトは、こちら http://bendabilili.jp/movie/index.html
大阪の上映は
梅田ガーデンシネマ
■10月2日(土)~10月 8日(金) …………… 9:50 (~11:20) / 17:15 (~18:45)
■10月9日(土)~10月15日(金) …………… 10:00 (~11:30) / 20:50 (~22:20)
※プロジェクター上映、本編から上映。

投稿者 pianocraft : 2010年10月01日 21:32

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