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2009年09月23日

冬の兵士~良心の告発

kusunoki.jpg
青蓮院のくすのき

21日に、京都へ行ってきた。冬の兵士~IVAW 反戦イラク帰還兵の会の元兵士達の証言ツアーがあったから。少し早めにでて、青蓮院の庭を眺めようとでかけたら、やはり連休の京都はすごい人出だった。河原町通りの歩道は満杯で、前の人の流れのスピードでしか進めない。けれど、がまんして流され、円山公園を抜けて知恩院を通り過ぎて久し振りに青蓮院の門をくぐった。案の定、こんなに沢山の人がこの寺にいるのをはじめてみたが、それなりに座る場所を確保してしばらく庭を見てた。
けれど、夏の前に雨の降る、苔の青い時が一番美しいのにと思ったけど。

証言集会は、18時30分から。大勢の人たち、年齢も性別も結構ばらばらな人たちが参加していた。
そこでは、イラクから帰って、アメリカの政策が間違っていると訴え続ける2人のアメリカ人青年が話してくれた。本当に若いとき10代のときに志願兵になって、ひとりの人はアフガニスタンもイラクも経験した。国のために、ためらいもなく、喜んで戦場にいったけれど、そこで行ったことが、心には深い傷となった。

イラクが報道されているときは、アメリカ兵たちはふざけるように、人殺しをしているように見える映像もあったと記憶する。人間、戦争する脳みそに変えられてしまっていて、情けない、悲しい姿だと思ったものだ。その当事者であった、彼ら元兵士は、そういった状況を不信に思った人間もいたということだ。「その時はわからなかった」と話していたけれど。戦争から帰って、怒りっぽくなってしまった自分をどうしていいかわからないまま、色々調べているうちにIVAWに出あい、自分がアメリカ政府にだまされていたと知って活動を始めたという。
怒りは、政府に対する怒りに変わり、彼らは政府や、軍人にバッシングを受けながらも証言活動を続けている。真実を語りたい。間違いを知って欲しい。このことで、今後のイラクやアフガニスタンに対する政策を転換させる運動にしていきたい。と力強いメッセージを聞けてよかった。

日本に向けても、どんな形でもアメリカ政府の手先になって、軍隊を送ってはいけない。たとえ、名前が平和維持軍でもNATOでもなんでも。アメリカ政府を助けてはいけないと彼らは言う。そんなことをしたら、テロの標的になるだけだ。と。
さて、いま、民主党政権になり、外交もスタートした。この来日で彼ら2人も議員に向けての証言を行ったそうだ。日本がどっちに向かうか、また、違う方向へ流れないように見張っていかないといけないと、思いをもつことができた。

冬の兵士 ウエブサイトは、http://wintersoldier.web.fc2.com/

投稿者 pianocraft : 2009年09月23日 00:11

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コメント

この日、わざわざ京都に行きました。この「冬の兵士」in京都の参加の為に。
確かに、たくさんの方々が参加されていましたね。
「ここに、参加されている方は、どんな人たちなんだろう?!」ってことも感じつつ、聴いておりました。
様々な疑問点も感じつつ。

投稿者 ちゅうちゃん : 2009年10月04日 07:32

ちゃうちゃんさん。初めまして。
遠くから、こられたのでしょうね。ブログ拝見しました。
私は大阪からなのでまだ近いですが、ふらふらとした人間なので京都への集会に来られている方々が、色んな運動体の方々なのか、個人でこられているのかほんとにいろんな方がいらして興味がわきました。

でも、どんな形で、壊してしまった国々を今後支援できるでしょうかね。考えてしまいます。

投稿者 pianocraft : 2009年10月04日 22:59

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