« ナミイの唄とココロ | メイン | 蒸しても、燻しても・・・ »

2009年07月15日

放射線は忘れない

放射線に記憶があるはずがないので、忘れないというのは正しくない。
体内に取り込まれた放射線は、人には忘れられているが、放射能を放ち続けている。

三宅一生さんが、被爆体験をアメリカで新聞紙上で発表した。
閃光と見たことやお母さんを失ったこと。
唯一の被爆国の日本が世界に貢献できるとしたら、核兵器がたった1つたりともあってはならないということを広めることしかない。

8月が近づくとこういう話題が増えてくるが、先月にニュースになっていた内部被爆に関する発見は
驚いたとともに、内部被爆を目で確認できたことで、被爆とは一体どういうことなのか研究が進むといいと思った。

肥田舜太郎 先生著の「内部被爆の脅威」ちくま新書を以前読んで内部被爆のことは少し知っていたけれど、長崎で、当時被爆した人の細胞を見て、放射線が今も発していることを目で見ることができたというのは、本当に凄い。

ぶらぶら病と呼ばれたり、伝染病と思われたりと、当時は生き残っても死の種を体に持っているような人々が大勢いたこと、今生きている被爆者も、いまだにその種と闘っているという現実、60年も過ぎても殺し続けるという恐ろしい核兵器。

どこの国がいくつとか、表になっているのを見たりすると、うんざりする。
いくつもってるかって? 

人は欲のために戦争する。


投稿者 pianocraft : 2009年07月15日 23:30

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.pianocraftwork.com/mt/mt-tb.cgi/453

コメント

ご無沙汰しています。内部被爆が目に見えるというお話,初めて知りました。恐ろしさが伝わってきます。原爆のことも原発のことももっと知っておかなくてはならないことがたくさんありそうです。この「エコ・ファシズム」のなかで原子力エネルギーがきれいなものになっていきつつある世の中なので。

投稿者 KATEK : 2009年07月19日 00:50

こんばんは。
TVCMを見るたびに、原発はエコと謳っているのがイヤですね。

暑い夏です。昨年も冷房をほとんど使うことなく過ごしてきましたが、仕事で行く先々は訪問する私のために涼しくしていただいてたりして、恐縮するのですが。あまり、ピアノのためにも冷房で冷やしすぎるのはよくありません。

オフィスワークの友人たちはさぞ、大変でしょう。

寒い、暑いを人体実験のように繰り返したくないですものね。
KATEKさんも、お体お大事に過ごしてくださいね。

投稿者 pianocraft : 2009年07月19日 21:54

コメントしてください




保存しますか?