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2008年08月31日

相方の旅~二風谷~

nibudani.jpg

相方のてじょんが旅をしてきた。手話落語の楽笑さん、ピエロののりぴー、ネイティブアメリカンと7年間暮らしていた環境教育プランナーの岡本さんの4人で、二風谷のアシリ・レラさんのアイヌの子供たちのフリースクールへ訪問にいった。
この仲間は、よくつるんで、いろんな場所で芸を披露して喜んでもらいながら交流をしている。

私は残念ながら行けなかったけれど、いつかは訪れたい。また、彼女たちを大阪へ呼ぼうとたくらんでいる。

洞爺湖サミットにちなんで、7月には先住民族サミットを取りまとめたのもアイヌの人達だ。今年の6月に日本の議会でやっとのことで「日本の先住民族」と認められた。遅すぎる。しかも、今までの搾取してきたことに対する謝罪(オーストラリアの首相がアボリジニの人々に謝罪したように)もない。

環境問題もどこもかしこも取り上げているが、多くの先住民の人達は生活の糧として自然のめぐみと真正面から向かい合っている。そのために真の環境問題の重さを知っている。多くの生活を和人に奪われてきて、そのたびに自然を失ってきた。聖地とよばれる「二風谷」もダムの建設で大きく環境を変えられてしまった。

二風谷のアイヌの人達の村で、彼らは多くの旅人やヒッピーのように放浪する若者を共同生活の中に受け入れていると知った。アイヌモシリ1万年祭というものも毎年開かれていて、若い人達が1000人もテントを張って参加するという。
彼らのコミューンは解放的で、とても面白かったようだ。

そして最大のトピックスは、トラックで跳ね飛ばしてしまった子鹿をもらいうけたアイヌの青年が、レラさんたちのところに持ち込んで、宝物のように、解体し、みんなで恵みを喜んで、いのちをいただく祭礼にも
参加できたことだったようだ。
そこには、祈りがあり、命がある。
生まれてから死ぬまで、ちゃんと理にかなったやり過ごし方・・・というのも変だが。自然のサイクルの1つとして、人は時間の中にいることを知らせてくれるような生き方をしてみたいものだ。

いいなあ~と話を聞いていて思った。
旅をしたいところは、沢山あるけど、また1つ増えたな。
りんさんやKATEKさんが読んだ、「コタンの笛」きっと、行ってみたいと思うだろうなと思い書いてみました。

投稿者 pianocraft : 2008年08月31日 22:46

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コメント

どうも。はじめて訪問させていただきました。北海道の旅でお世話になった「7年もネイディブアメリカンと暮した青年」の岡本工介です。旅では、テジョンさんに本当にお世話になりました。

http://blogs.yahoo.co.jp/okamotokouchan

投稿者 岡本工介 : 2008年09月01日 11:43

こんばんは。二風谷,行ってみたいですね。阿寒湖の近くに行ったとき,アイヌコタンには行ったことがあります。でも,きっとずいぶん感じが違うのでしょう。コンミューンのようなものがあるというのもおもしろそうです。祈りと命があるという感覚,これはわたしも想像できるような気がします。星野道夫さんが書いているアラスカの「インディアン」にもつながるもの。わたしも祈りを,自分なりの祈りをもてたらいいなと思います。

投稿者 KATEK : 2008年09月01日 19:52

岡本さん、こちらこそ、てじょんがお世話になりました。
とても好青年だと、やたらほめてましよ~~~。

ブログも拝見しました。
とても魅力的な旅でしたね。
人と出会う楽しさをまた、他の人にも伝えていってください。
是非、大阪にアイヌの人々呼んできましょうよ。

投稿者 pianocraft : 2008年09月01日 21:32

KATEKさん、こんばんは。
ホントに、アイヌの村の話を聞くと、魅力的なゆるやかな人のつながりを感じさせます。

ここでは、本当に一年居ついたりする若い人も共同生活しているそうです。こんなところに身をおいてみたいという気持ちになりますよね。

祈りについてもそう。いろんな祈りがありますが、人は祈りを忘れてはならないのかもしれません。自分ひとりで生きてはいませんから、誰かのお陰で生を続けることができている。
祈りましょう。自分の言葉で。

投稿者 pianocraft : 2008年09月01日 21:40

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