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2008年04月08日

チベットを支援するのか、中国をバッシングするのか

五輪の聖火リレーの映像が過度に報道されていて、ショーのようになっている。一番、ライブな人の好奇心を引く捉え方・・・・

あれを見てると、もちろん「チベット解放」賛成だけれど、世界が注目するからといって過激すぎる妨害は見ていて憂鬱になる。
調査捕鯨船に向かう、反対運動の活動家のように・・手段を選ばす抗議するというのは性にあわない。

日本でも長野でランナーが走るのだろうが、世界のマスコミに向けて抗議を行うのは大いにけっこうだけど、静かなる、非暴力なやりかたをしてもらいたいものだ。

このところの、チベット支援は、ある部分利害を共にする「嫌中国」の感覚と結びつかなければいいなとおもうのだけど、環境問題をとっても日本でかつて発展途上の時代に工業都市に住んでいた私たちもヒドイ環境にさらされていたし、農薬の問題もやはりあった。本当に公害問題が連日報道され、実際に多くの被害者をだしてきた。その行程を中国が歩んでいる。若い人には、イタイイタイ病や、カネミ油症事件、水俣など知らずに生きてきただろうけれど、かつてヒドイ公害時代が本当にあったのだから。
この数日もペットボトルに除草剤の混入があったりと、いまだに食の安全は確立されない。
では、先に公害問題を通り過ぎてきた日本は、公害対策に動いた知識と経験を生かしてアドバイスし、ともによい環境をつくる手助けができないのだろうか?

私は、中国の政治体制を理解することも共感することもないのだが、物事は切り離して考えないといけないと思っている。批判も支援も両方必要だし、日本は特にアジアの国に対してやりのこしている仕事もある。


投稿者 pianocraft : 2008年04月08日 21:23

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コメント

こんばんは。中国バッシングにつながることは,さけたいですよね。中国政府と中国の人たちは一体ではないし。ダライラマもいっているようにチベットでひどい人権侵害があるというのはまた事実なのだろうし。ごちゃごちゃにしないようにしたいとわたし自身も思います。結局,いやな目に合わされるのは,一般の人たちであることに変わりがないのですから。と,書いていても少し空しくはありますが・・・

投稿者 KATEK : 2008年04月13日 21:13

KATEKさん、こんにちは。
むなしい感じ。判ります。でも、多くの空気の流れに巻き込まれないような視点をもって、考えるという事をやめないようにしたいものだとつくづく思います。

投稿者 pianocraft : 2008年04月14日 14:03

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