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2006年05月06日
静かなる拒絶
中之島祭り最終日
今日は、仕事に行った。こんな休みにしか在宅しない人もいる。KORGの消音装置をつけるという仕事。
でも、きのうは、相方と中之島祭りの最終日に出かけた。手作りの二胡をもって、もし売れたら売上の一部を「コリアボランティア協会」にカンパするということで、テントの片隅でひろげていた。
大方が、楽器に興味をもって体験してもらっておしまいだったけれど、人寄せとにぎやかしにはなったかなとも思う。お隣のお店のガーナの人と顔見知りになった。来年も中之島で会えるかな?
その帰り、コリアボランティア協会に出入りしている車椅子の男性と途中まで一緒に帰ることにした。
中之島公園の最寄駅は、北浜駅と淀屋橋駅。北浜から帰ろうと一緒に移動していた。中之島公園から一番近い駅の入り口を私達はいつも利用している。橋を渡れば、すぐのところだ。だが・・。今日は車椅子の彼と一緒だ。「エレベーターどこ?」「先のファミリーマートのとこにあんねん。」と堺筋をどんどん進んだ。
地図で確認すると、いつもの出入り口から250mほど南に行ったことになる。駅が長いのだが、そのエレベーターは目立たず、判りづらい。エレベーターに乗って、地下に下りる。けれど、そこは改札階ではない。もう一回、エレベーターに乗らなければ、改札にはたどり着けない。
次のエレベーターはどこ? なんと、さっききた道を地下から、逆戻りしなければならない。およそ7割方もどったところに、改札へ通じるエレベーターがある。さらに、ホームに下りるにはもう一度、エレベーターに乗る。
何故、同じエレベーターを使って1回で改札までいけないのか?改札に行くと、コリアボランティア協会の後発で歩き始めたメンバーとばったりあった。「まだ、こんなとこに」そう。ゆうに15分ほどの差がついた。
彼の車椅子は電動だ。なので、手押ししたり、押してもらったりがないので、移動が多くてもしんどいというわけではないのだが。
こんなことは、街では本当に日常茶飯事だ。街が、健常者が静かに拒絶してる・・・と思った。
あからさまに言わないけど、態度でハッキリ。ため息が出る。どうせ、いつかはみな障害者になるのに。
こんな不自由な街の作りかたをして。
北浜から淀屋橋の間に、大阪市役所がある。中之島公会堂も。
投稿者 pianocraft : 2006年05月06日 22:20
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