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2006年04月05日

曇天の桜

桜がやっとあちこちで咲き出したな。と昨日、大阪城公園を横目で通り過ぎて思っていた。
けれど、夕方から雨が降り、今日もまた雨が降った。

雨上がりのどんよりとした雲の下に、幹だけがきわだって黒い桜を見た。
多分、太陽があるときには気が付かなかっただろう、「黒」に桜の別の美しさを見たような気がする。
鮮やかな顔料でうかびあがるうすピンクの花ではなく、墨絵にも近いかすかなピンクとまっ黒い幹。
こういう風景はたいがい車から見る。
仕事で移動しながら、あちこちで出会う桜を楽しみにしているが、こういう風に思ったのは初めてだ。

そういえば、随分。小さな旅もふくめて、旅のために旅をしていないなと思う。
街から街へ
住宅街から住宅街へ
国道からわき道まで
ぶらぶら歩くときも、もっぱら大きな街の書店であったり、地下街だったり、CDショップだったり。人のまみれたところばっかりだった。

ときどき、大きな風景を見にいきたいと思う。
昔のようにひとりでふらっといけたら・・・とちょっとだけ思った。

これは天気のせいということにしておこう。

投稿者 pianocraft : 2006年04月05日 17:21

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コメント

木の幹の美しさは,わたしも時々感じます。特に雨上がりは。存在感が増し,威厳を感じるほど。この幹から枝が伸び,葉が茂り,時には花までが咲くと思うと,水を吸い上げ続けるこの幹に擦り寄りたくなるのです。幹を絵に描くとき,つい幹は茶色なんて思い込みでかいてしまいますが,幹にもいろいろな色があることもここ数年の間にやっと気づきました。見過ごしているものがたくさんあります。

投稿者 KATEK : 2006年04月08日 05:59

よんよんコンサートお疲れさまでした。

プチ一人旅、ぼくもよく行きたくなります、
というより仕事の合間、隙間に、むりやり、
ちょっとした風景や裏道、古いまちかど、
なつかし感じのお店などに、足を止めてみます。

気持ちが少し軽く、大きくふくらんでくれます。

投稿者 871 : 2006年04月08日 06:02

KATEKさんこんばんは。
今日は、すごい風が吹いたり、かすみがかかっていて桜もびっくりしたでしょう。でもつくづく、日本にいれば桜の季節は独特の風物詩ですね。木に花だけがくっついてるのも不思議です。

投稿者 pianocraft : 2006年04月08日 23:24

871さんこんばんは。
いつもコメントの投稿が朝早い。はやおきですね。
よんよんコンサートはお疲れ様でした。871さんの仕事はホールピアノが中心でしょうから、旅も多いようですね。

旅は自分の日常と違うものを見せてくれますね。そうやって、ふと日常のあるところから離れてみるのがいいのでしょう。

投稿者 pianocraft : 2006年04月08日 23:27

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