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2006年01月26日
マガジン9条「中川敬さんに聞いた」を読む
満月の夕 SOUL FLOWER UNION
1995年10月1日キューン・ソニー・レコード
マガジン9条は水曜日に更新されるが、先週に引き続き、ソウルフラワーユニオンの中川敬さんがインタビューに答えている。彼は、阪神大震災の時に結成された、ちんどんバンド「ソウルフラワー・モノノケサミット」の活動について振り返っている。
インタビューではこんなことを語っている。
震災後に本当に自分達が歌うことが受け入れられるのか?という不安があったが、あるオバちゃんが歌をきいて「やっと泣けたわ」といわれた事が、必要性を確信させた。
彼らは、人のそばに寄り添いたいと思ったに違いない。
そういうノリで、フィリピンのスモーキーマウンテン、パレスチナ難民キャンプ、東ティモールなどでライブを
行ってきた。
本当に戦争の廃墟と震災後の廃墟は映像的にダブル。人の手によっておこなわれたものか、自然の莫大なエネルギーによるのかは、天と地ほど違うけれど。
この人は、「非戦音楽人会議」というものも立ち上げている。
彼の作った「満月の夕」は名曲だ。あまりにも有名な震災ソングでもある。しかもわたしも愛唱してる。
「満月の夕」の歌詞は続きへ
満月の夕
風が吹く港の方から
焼けあとを包むようにおどす風
悲しくてすべてを笑う
乾く冬の夕べ
時を越え国境線から
幾千里のがれきの町に立つ
この胸の振り子を鳴らす
今を刻むため
飼い主をなくした柴が
同朋とじゃれながら道をゆく
解き放たれすべてを笑う
乾く冬の夕べ
ヤサホーヤうたがきこえる
眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ焚き火を囲む
吐く息の白さが踊る
解き放ちていのちで笑え
満月の夕べ
星が降る
満月が笑う
焼けあとを包むようにおどす風
解き放たれすべてを笑う
乾く冬の夕べ
ヤサホーヤうたがきこえる
眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ焚き火を囲む
吐く息の白さが踊る
解き放ちていのちで笑え
満月の夕べ」
(作詞:中川敬)
投稿者 pianocraft : 2006年01月26日 00:00
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コメント
ソウルフラワーユニオンの音楽はいいですね。今度私も『満月の夕』という曲の入ったCDを買いたいと思います。マガジン9条の存在は知っていましたが,何回かしかみたことがありませんでした。それもこれからみたいと思います。いつも貴重な情報ありがとうございます。
投稿者 KATEK : 2006年01月26日 05:08
マガジン9条,ずっと前にみたより面白くなっているような感じがしました。今日仕事が終わったら,ゆっくり読んでみたいと思います。中川さんの話は気取りがなくて,肩に力が入っていなくてとってもいいですね。CDやっぱり買いたくなりました。
投稿者 KATEK : 2006年01月26日 05:19
ソウルフラワー・モノノケサミットが、急場のアコースティックバンドに変身するのに、なれないちんどん太鼓を持ったりしたというのが面白かったです。
わたしも、相方と手作りちんどんで人前で演奏することもあるんですがね。
投稿者 pianocraft : 2006年01月26日 22:51