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2005年09月05日
シャンソンと内モンゴルの繋がり。
昨日は、台風の影響のカミナリと大雨のなか、わがお客さんでもある、針生裕子さんのシャンソンソロライブに出かけた。
おかあさんになってから、シャンソンを聞くのが好きだったと思ったら、いつのまにか、針生さんは、プロ歌手になってしまっていた。オドロキと共に、すばらしい!とエールを送りたい。
音楽をぼちぼち続けてる人間のひとりとして、希望と努力は惜しんではいけないとつくづく思わせられる。
もう、いまさら・・・なんて思わないで、しつこくやってみる必要性はあるな。と、そんなことを思うと嬉しくなる。自分のために音楽するんだ。大人もね。
こころに響く歌というのが、確かにあって、針生さんの低く、よく響く声は、ことばをはっきりと届けてくれる。シャンソンというと、恋の歌が多いけれど、恋の歌も、読み替えてみればいろんなことを意味するのだなと、自分なりに聞いていた。ありがとうございました。
その後、針生さんも合流して、わたしとテジョンと交遊亭楽笑さんとお友達は、内モンゴルのお友達と盛り上がった。
内モンゴルというのは、中国の自治区である。
もっとも北に位置し、たいへん貧しい国と聞く。そこへ、交遊亭楽笑さんたちは、学校建設の支援のために日本から行った。彼らはその時ガイド役を買って出てくれた。この二人、ソルトさんとチチガさんは、国費留学生として、奈良教育大学に音楽の勉強に来ている。
彼らと出会えて、いろんなことを考えた。国のひろさも、貧しさも、こんな日本に来て、どう思ったろうか?
でも、なによりも素晴らしかったのは、チチガさんの生歌だった。
料理屋でお父さんの誕生日祝いをしていた家族を巻き込んで、ライブの声が聞けた。
その声は、そこにあったすべてのものを、共鳴させ、わたしの鼓膜もぶるぶるふるわせた。その音圧と高音のパワーは、平原で歌うにふさわしいものなのだろうと思う。
ガラスがわれるのでは、ないか?と思うくらいの音の力。
今度は、ソルトさんの馬頭琴も聴いてみたい。
お二人のHPはこちら「ソルト~馬頭琴演奏家~」
投稿者 pianocraft : 2005年09月05日 21:52
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