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2005年08月18日
シンディー・シーハンさん続報
前回の記事でVIGGOが激励に訪れた、シンディさんの「ブッシュと話をさせろ~!」という運動は、拡がりを見せている。
TUP速報から
オーストラリアのジャーナリスト、ドナさんのレポートより
シーハンが言うには、彼女の行動は、まさに先週ブッシュ大統領が述べた以下のよう
な発言に刺激されたものなのです――「イラク、アフガニスタン、およびテロとの戦
争で命を無くした我が国の男女は、崇高な使命、無私の使命のもと死亡したのであ
る」
息子の死から1年以上たち、無数の公式報告書が侵略へのブッシュの言い訳を大量の
テキサスの砂ぼこりに変えてしまった今、当然にもシンディはブッシュに異を唱えて
います。
「今では私たち皆がそれは本当ではないと知っています、だから私はジョージ・ブッ
シュに聞きたいのです。
「私の息子はなぜ死んだのですか? 息子がそのために死んだという崇高な使命とは
何なのですか?」
「私は、ブッシュ大統領に息子の名前や家族の名前を更なる人殺しの正当化のために
使って欲しくないのです、息子の名前や犠牲や名誉を更なる殺人の正当化に利用しな
いで欲しいのです。一人の母親として、どうして私が今経験していることを、イラク
人であれアメリカ人であれ、他の母親もう一人にも経験して欲しいと望みますか?」
「それに、私が彼に言いたいのは、息子の犠牲を讃える唯一の方法は、今すぐ部隊を
帰還させることだということです」
また、シンディを応援する次のような呼びかけも行っている。
シンディ・シーハンを援助してブッシュに圧力をかけ続けてください。
1 ホワイトハウス comments@whitehouse.gov 宛てに、ただの3単語"Talk to
Cindy!"(シンディと話せ!)と書いて、イーメールを送ってください。
2 ホワイトハウス意見電話(202)456-1111に電話し、またはジョージ・ブッシュ
(George Bush, The White House, 1600 Pennsylvania Avenue NW, Washington, DC
20500)にはがきを出して、同じ3単語を伝えてください。
3 言葉を広げよう! このアピールを友人たちに、メーリングリストに、ブログに
送ってください。ウェブサイトに載せてください。私たちのこの簡単な3単語の要求
でホワイトハウスを圧倒しよう――シンディと話せ!
:「フロドは失敗した。ブッシュは指輪を持っている」
――テキサス州クロフォードにある看板
引用終わり。(詳細はTUPをご覧下さい。)
そう指輪の旅は、現在も続いていて、アイゼンガルドではなくホワイトハウスにそれはあるらしい。フロドのかわりに誰が行うのか?
ブッシュの言う、「崇高な使命・無私の使命」というのは、60年前の日本の戦死者にも、今も与えられている言葉と同じだ。「靖国」というところで。
本人の意思と関係なく、死んでも政治利用されるのはごめんだ。
ホワイトハウスから自動でメールが届いた。
大量にメッセージがくるので返事はだせない・・・などと。Eメールありがとうなどと書かれてもさ。
Talk to her!
この運動はますます拡がりを見せている。
詳しくは、PWPのサイトへ
投稿者 pianocraft : 2005年08月18日 15:08
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このリストは、次のエントリーを参照しています: シンディー・シーハンさん続報:
» 大統領は私たちに奉仕するためにいるのであって、その逆ではありません〜シンディ・シーハン from 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士
反戦の座り込みをしているシンディ・シーハンのことについて、ある人が送ってくれたメールを掲載します(一部略)。参照:http://www.jca.apc.org/... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年08月29日 08:23
» 答えられないブッシュ from NOPOBLOG
「反戦の母」シーハンさん、米ホワイトハウス近くで逮捕される
2005年 09月 27日 火曜日 13:32 JST (ワシントン 26日 ロイター)
米... [続きを読む]
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ピース・ママ覚悟の逮捕で全米に シンディー・シーハンさんがワシントンのホワイト [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年10月01日 09:26
コメント
一人の人間としてCINDYさんの行動は至極まっとうなものであると考え、また支持したいですね。
ただ、その手段として組織的に他団体(この場合政府組織)への嫌がらせを行うという発想は理解できません。これはテロリストの論理で、ブッシュのやっていることと同じです。CINDYさん本人の発案ではないと信じたいです。
ところで、
>本人の意思と関係なく、死んでも政治利用されるのはごめんだ。
これ、この記事の中で唐突に出てきて理解できないんですが。
極端な話、仮に生前のCINDYさんの息子さんがジョージ=ブッシュの熱烈な信奉者であり、ブッシュの発言にあの世で狂喜しているだろうと容易に想像されえたとしても、CINDYさんの行動にはあまり関係と思います。
投稿者 くまあ~る : 2005年10月26日 10:41
ふたたび、くまあ~るさんへ。
ブッシュ政府への、メールやMLで活動を広げようという呼びかけは、支援団体がシーハンさんの運動をひろめようとしている、過程一月ほど前の段階でのものでしょうね。
確かに、最初は、小さい運動が、どんどん大きくなってくるにつれて、始めた当人と運動体の乖離してくることも起こってくるかもしれません。運動は、運動のための運動を呼び、どんどん核心と違うところに向かっていくというのは良くある事ですね。その点はわたしも好きではありません。
ただ、現時点での詳しい状況は、シンディのサイトで確認ください。
でも、ブッシュ政権とネオコンの組織の強さと比べればあまりにも、小さい抵抗から始まったのです。それが、ブッシュのやっていることと同じとは思いません。
また、引用された
>本人の意思と関係なく、死んでも政治利用されるのはごめんだ。
というのは、私自身ならばということで、置き換えて書いているまでで、シーハンさんの息子さんがブッシュ支持派であろうが、なかろうが関係はありません。
文章については雑文を書き散らしているために分かりずらい点がおおいにあるかと思います。ご指摘有難うございます。
時に、読む側(見る側)でものを考えて書いているのですが、次に自分が読まれる側(見られる側)であることはどっか忘れちゃっていますね。
戦争で死ぬということが、「国のための崇高な死」であったとというのは、勝手なきめつけではないか?ということをいいたいのです。靖国で合祀されている、台湾人の方々は、すくなくともそのために裁判を起こしました。
投稿者 pianocraft : 2005年10月26日 22:25
pianocraftさん、
TBありがとうございます。
くま~るさんのコメントには同感ですが、ああいった運動は各種の反対運動団体がよく取る手段ですが、TUPの原文はオーストラリア人のドナが書いているので、シンディーさんの考えではない可能性があると思います。世界中の人がホワイトハウスにメールを送ったり、電話をしたりすれば、それは迷惑メール、迷惑電話になるわけで、逆効果だろうと私も思います。メールするなら、署名を集めて代表が送るとか、電話も取材経験のあるジャーナリストとか、弁護士などの専門家が代表するようなことをしないと、単なる嫌がらせで、やくざや取立て屋が大量のFAXを嫌がらせに送るのの大差なくなってしまいますね。
投稿者 唐澤 : 2005年10月27日 15:49
唐澤さん、コメントありがとうございました。
このころの、シーハンの動きは、8月時点でのことです。シーハンさんを広めようというオーストラリアのドナさんが呼びかけた方法は、声の数で圧力をかけようというやり方ですね。確かに、よくあるやり方で、効果のあるスマートな方法ではありませんでした。
迷惑行為ということも確かです。同様の内容で、ただ大量に送りつけるというのが、効果あるとは思えないですからね。やられたら反感はかっても、話し合いのできる状況は遠ざかるかもしれません。
ただ、私のできることは、この時点でblogで伝える事、それと便乗して迷惑行為を確信犯的に(ホワイトハウスに一ぺんだけメールしてみよう)やってみました。いいことではないですが。
弱小運動にアメリカ政府は、「へ」ともおもわないだろうと思ったわけで。だけれど、いまやシーハンさんはカリスマ的ですが。
投稿者 pianocraft : 2005年10月27日 23:43