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2005年07月06日
竹二胡ワークショップ
ゆうひ(久々)
今日は、毎日文化センターで4回完結の竹二胡つくりワークショップを終えた。最終日は、演奏なのだが
初めて、二胡の弦に弓を通す、音を鳴らす・・自分だけの楽器で音楽を奏でる。これは、すてきな初めての経験。
自分が作ることの出来る楽器というのは少ない。ごくおもちゃのようなのは、出来るだろうけど、竹二胡は
結構本格的で、この製作シリーズを何回か重ねるうちに、いろんなバージョンUPが行われてきた。
これはうちのテジョン・タイティエンの苦労の賜物で、より作りやすく、いい音のでるような改良がされた。
いつものことなのだが、この楽器製作をする前にする仕事がたくさんある。
調律のように、カバン一つ、カラダ一つでどこにでも行き、出来る仕事と違い、教えるまでにすることが本当に山のようにある。
楽器のキットを作ると考えてもらえばよいと思う。
竹は、切り出しから行う場合もある、購入したとしても油抜きといって、湯煎や火にあぶって水分をとばす、あとで割れが入りにくいように行うのだが、人数分用意するのは時間がかかる。
あとの部品もあらかじめ、一定の大きさにカットしておいたり、小物を一人分ずつセットする。これで、何日も要するから、決して効率的な仕事ではない。
けれど、作る喜び、音に触れる喜び、そういう素晴らしい反応に出会うたびにこの仕事におもしろさを感じる。毎回、受講者の方々はそれぞれ違うので、クラスとしてはいろんなカラーが出るのだが、今回のひとたちは、非常にフレンドリーで、お互いを支えあい、教えあい、わきあいあいと、いいムードをかもし出してくれた。
こうして、人がものを作るのを手伝っていると、いろんな人のペースがあり、考え方もあり、どれひとつをとっても、違うものになる、手作り民族楽器の魅力を多くの人に知ってもらいたいと思っている。
みなさんお疲れ様でした。
投稿者 pianocraft : 2005年07月06日 23:44
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コメント
初書き込みです。
自分の手でものを作り楽しむって、
いいですよね。
なんでもすぐ買って手に入り、
あきたり、使わなくなったり、こわれたりしたら、
すぐ捨てる習慣にちょっと抵抗してる自分を、
子どもたちに見せて、自己満足してます。
ブックマーク(リンク)に入れさせてもらいましたよ。
投稿者 ハナイ : 2005年07月14日 06:11
871さん、コメントありがとうございます。
今の子供達の周りには、ともかくモノがありすぎています。そういう私たち大人も簡単にモノを増やしているという、悪い見本のようなことになっていたりして、反省です。
でも、手でモノを創ると、やはり(テジョンが多く)下準備したものでも、ヤスリかけるのに、1時間も費やしたりしているとモノが形作られていくのに、本当はとても時間がかかるものだというのを、改めて思い出させてくれます。
何でも、PCや機械でしてしまうことの多い今こそ、手ノコやヤスリやらでこつこつ作ることが面白く、意味のあることかもしれません。
昔、父がよく日曜大工をしていたそばで、張り付いて見ていたことを思い出します。ハンダづけを観ていて、とてもやって見たかった。父は、電気工作も得意で、何でも自分でしてました。
投稿者 pianocraft : 2005年07月17日 21:43