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2005年05月30日
「イラク市民レジスタンス」のビデオを見る
映画「Little Bird」 は、いよいよ今週末から、シネ・ヌーヴォで公開となるが、知り合いからの声かけでこのビデオを是非見て欲しいとのことで、昨日29日の日曜日に、阿倍野市民学習センターまで足を運んだ。
今まで見知った、イラクの状況は、米軍の劣化ウラン弾の被害で土地は汚染され、政治は、CPA(占領統治)のために、テロが続発し、イスラム教が一層強化されて・・などだった。
まだ、混沌としていて市民の生活は、まったくメドがたたず、むちゃくちゃの国になってしまった。というのが、想像できることだった。
確かに、報道が減り、今現在、現地に残るのはNHKと共同通信(だったと思う)しかないという状況(先日の綿井さんの対談より)で、なにも伝えられていないというのが現状だ。だが、わすれてはいけない。まだ、終わっていないのみならず、占領軍の片棒をかついだ自衛隊がサマワにいるのだから。一体全体なにをしてるんだ?
先日、日の丸のラクガキ(踏絵のように×がつけられていた)があったらしいが。
このような状況で、ビデオ「市民レジスタンス」では、市民の生活がこの混沌の状態から、なんとか民主主義をめざそうと、運動するイラクの人々の姿が見て取れる。
イラク市民レジスタンスとは何かといえば、以下の言葉に集約される。
それは 自らの力でイラクを変えようとする武力を使わない市民のレジスタンスです。
「市民」とは「主権者」です。全ての人間の自由・平等をめざす言葉です。
私たちは私たちの日が来るまで、明るい展望の回りに人々を結集し続けます。
イラク女性自由協会(OWFI)議長 ヤナール・モハンメド
この組織はイラク失業労働者組合(UUI)やイラク女性自由協会(OWFI)、そして、イラクの中での民族宗教の違いを超えた「連帯地区」を作ろうと動きをもっています。
ことに、イスラム社会での女性差別、レイプ被害にあっても家族から「名誉の殺人」と呼ばれて殺される無残。女は二級市民という意識。へジャブを被らないでも良い社会。本当に、こころから自由を求める気持ちに共感する。
そして、シーア派、スンニ派、クルド人、もっと多様な民族を抱えるイラクで、お互いが、協調して仕事をしいっしょに暮らせる社会があれば・・・素晴らしいだろう。と思う。本来は、戦争前はお互いにとなりあって平気に生活してたとこもあったようなのだけど。
こんな運動が、出てきていて力をつけようとしていることに、こころから応援をする。
6/5には大阪梅田でイラクから、イラク自由会議議長サミール・アディルさん、ほかイラク女性自由協会の方も来日されて、講演をされる。「進め! イラク自由会議」が開かれる。
いろんな形で、平和アクションは行われているが、被害にたいする支援と、また、今後の生きる力となる支援。いろんな形が考えられると思う。わたしは、ふわふわと、ひとつところにいたくはないので、いろんなところで、できることをしてみたいと思っている。そう、「組織嫌い」無責任かもしれないが、こうやってブログめぐっていっても、普通の人が平和について、思うだけでない次の一歩を踏み出しているのを、多く知る。
情報も拾える。自分の足元はどこか?考えてみよっと。
投稿者 pianocraft : 2005年05月30日 21:41
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コメント
イラク市民レジスタンス連帯委員会・広島と申します。11月23日にイラクの子ども写真展を広島でも開催します。ぜひリンクをお願いします。
投稿者 hiroshima_peace_portal : 2005年11月07日 22:49
コメントありがとうございます。
大阪でも、知り合いから、よく案内を頂きます。
イラク写真展に大勢の方がこられるといいですね。
投稿者 pianocraft : 2005年11月07日 23:23