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2005年01月16日
マーチン・ルーサー・キングJr.牧師 誕生の日
映画「テロリストは誰?」から
1月15日は、マーチン・ルーサー・キングJr.牧師 の誕生日である。アメリカでは、1月の第3月曜日にKing's Holidayとして祝日となる。ユキノヒノシマウマさんのブログにもこの日のことは詳しくかかれているので参考にして下さい。
非暴力的抵抗、非暴力平和主義。この今の時代にキング牧師の言葉が数々引用されている。
映画「テロリストは誰?」の冒頭のシーンでのメッセージ。キング牧師のビデオ映像と共に伝えられた。
「この世で最大の暴力請負人は我が国の政府である」(マーティン・ルーサー・キング Jr. 牧師)
「あなた方の苦難を課す力には、私たちの苦難を耐え抜く力で立ち向かおう。物理的な力には、魂の力 で対抗しよう」 マーチン・ルーサー・キング牧師
(豪州NGO女性ドナのファルージャ拘束報告No1より)TUPのサイトから
また、
「後世に残るこの世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心だ。」
これも、心にコタエル。無関心の恐ろしさ。見ないでおこうとする無謀さ。
もちろん、ワシントン大行進での有名な「I Have A Dream」の演説も・・・このサイトで演説内容の翻訳と肉声が聞ける。この演説は、中学生の英語教科書にも取り上げられている。
キング牧師の公民権運動のきっかけとなった、ローザ・パークス事件により、バスボイコット運動が起こり、
黒人はみんな、職場まで歩いたり、車を乗りあって、バスに乗車することをやめた、初めは、白人はくだらない抵抗運動だととらえていたが、結局、バスはがらがらで、白人の生活にも影響を与えた。
これは、映画「ロング ウォーク ホーム」主演 ウーピー・ゴールドバーグ松竹ホームビデオ。監督:リチャード・ピアース 1990年アメリカ映画 96分にも描かれている。
喜八ログさんに詳しい映画の内容がかかれている。
わたしも見たが一見の価値がある。白人によってひどい言葉で語られる、当時の黒人の気持ちを思うとつらく、絶対的な差別状況に彼らはいたといくことを、怒りをもって感じる。
では、今、差別的な状況に苦しんでいるのは誰か?アラブのイスラム教徒?イスラムの女たち?偏見をもたれている苦しい人々はどこ?
どこにでもいるのだと、思う。大きく、民族や人の種、出自によって差別があったとして、その被差別者のなかにも、さらにまた、被差別者を作ることがある。男性の女性に対する差別である。イスラム教の中には、本当にひどい女性差別があり、家族からも追われ死を余儀なくされる女性が少なからずいることは、辛い。
さらに、DVのなかから、子供に対する虐待という差別も現れる。
暴力の連鎖。というのは、卑近なことから、戦争レベルにおいてまで果てしない。
非暴力的抵抗の偉大さ。
今、岩波新書の「自由への大いなる歩み」を読み始めている。今だから、戦争しないための抵抗をどうやって考えればよいのかのヒントが見つかれば・・・と思う。
キング牧師の本については、心想事成さんのサイトに詳しい。
人の足を踏んずけてもわからないような人間にならないために。
投稿者 pianocraft : 2005年01月16日 00:11
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コメント
はじめまして。
素晴らしいブログですね。
以後よろしくお願いします。
投稿者 喜八 : 2005年01月16日 09:09
喜八さんありがとうございます。キング牧師について、サイトを捜していたら、見つけました。
映画として、ビジュアルで見ると、文で読む印象より強烈に差別感を感じることが出来ました。人間は、想像力の乏しい、はかない心の生き物です。つくづく、自分のことですが、心を引き締めておかねばって想います。
投稿者 pianocraft : 2005年01月16日 21:55
アメリカに住んでいると彼の夢に少し近づいたことと、まだまだ遠い現実がよくわかります。
これからもよろしくお願いします。
投稿者 藤河信喜 : 2005年01月18日 04:52
藤河信喜さん、こんにちわ。ブルースブラザースの映画は、シカゴの町を走り回っているというのは、シカゴに行った人から聞いてました。カーチェイスのシーンも好きです。
シカゴといえば、中学生の頃シカゴ(ロックバンド)が好きで、初めてのロックコンサート体験も来日したシカゴの公演でしたね。何かと、気になる街です。
投稿者 pianocraft : 2005年01月18日 22:15