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2004年09月21日
リバーベンドの911
Baghdad Burningというブログがあって、リバーベンドというイラク人女性が、バクダッドから、送る、日記がかかれている。というのは、以前も、このブログで紹介したが、また、あたらしい投稿があった。
テーマは、9.11。イラクで彼女は9月11日何をしていたか?というと、マイケルムーアの華氏911の海賊CD(映画館でコピーされたもの。イラクではこんな形でしかこの映画を見ることはできないらしい。)を見ていた。
その感想がつづられている。
その怒りは、登場する軍隊に息子を送り出すことを喜々と話す母が、その後息子を失い、悲嘆に暮れることを他のアメリカ人に街で訴えるが誰も、聞き入ることがない。というシーンで、まず、母親に怒り、しかし、憎い米兵が死んだことなのに、同情して一緒に涙してしまう自分にとまどいを感じていた。
また、イラクで攻撃され、殺戮される映像がはさまれているが、それを目の当たりにして、彼女にとっては、映像ではなく、現実に目の前でおこっていることを、映像の中に再び見ることで、ひどく傷つけられたこと。これは、わたしたちが見る、同じ映像に対する感覚と、うんと違う辛さを感じるのだろうと、読んでいて辛くなった。
もうすでに、自衛隊がイラクにいることすらどうでもいいくらい、日常では忘れ去られている。
でも、小泉首相がアメリカに行き、イラク暫定政府のアラウィ首相が要請したように、自衛隊のイラク派遣期間の延長を決めた。
まだまだ、地獄のようなイラク。
スパム対策に奔走し、しょうもないCGIの設定ミスでうろついているわたしは、何なんだ。
ちょっと愕然とした。
投稿者 pianocraft : 2004年09月21日 21:33
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