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2004年06月12日
Ray Charles哀悼
6月10日Ray Charles 逝く。今、またRayの曲を違うアレンジでやってみたりしているところだった。I Got A Woman は1957年のものらしい。自分がR&Bを始めたときには、すでオールディーズだったのだが、そもそもR&BもBluesも古い音楽だったので、より古く、マニアックにどんどん深更していったのが、その頃だった。
レイチャールスの曲で一番演奏したのが、Georgia On My Mind である。死んだ友人との思い出の曲でも有り、わたしにはとても特別な曲なのだが、今度、どうしてもこれを歌おうと思った。
今のわたしの演る、ジョージアをだけど。こころも、いろいろな出会いで、感じ方も変わった。
エリーが流行った頃から、日本ではレイチャールスはちょっと違った感じで受け止められてたように思う。毎年、クリスマスにやってきてディナーショーなどをやりはじめて、ちょっとうんざりしていた。
私達の描いていたものは、もっと違ったけれど、彼自身はビバリーヒルズに住んで、豊かな人生を送ったのだろう。
ミュージシャンの生活になんか感心がないが、日本ではじめて日本ブルースフェスティバルというのが開催されたときに、来日したブルースマンはのちにアメリカでなくなったときに墓を作るお金もなく、日本のブルースファンによって動きがあったことを覚えている。
それほど、ブルースマンはやはり本国でもたいして裕福ではなかった。というか、ひどい状況だった。
レイチャールズという人はそれとは比べ物にならないくらいの大物である。
数多くのミュージシャンに影響をあたえという功績も称えられるであろう。そもそも、その時代のミュージシャンが影響を受けた音楽家として、レイチャールスをあげたから、わたしたちのように、この人に影響をうけた音楽をする人間が数多く現れつづける。
これからも、まだ、影響をあたえつづけるであろうけれどね。
ブルースブラザースでの、楽器屋のおやじの役が懐かしい。からだをゆすって、歌う姿も・・・
でも、73歳だものね。
ゆっくりやすんでよね。
投稿者 pianocraft : 2004年06月12日 21:39
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