2004年05月24日
Unchain my heart
TLORでビルボが言う言葉に、「だんだん自分がうすっぺらく、引き伸ばされている気がする」
というようなものがあったのを思い出した。
これは、指輪保持者となって寿命が本来より伸びていることについて、うすっぺらになって、生きつかれている気持ちをあらわしているが、よく、だんだん一年の過ぎ去るのが速くなっていくという良く聞く言葉となんだか重なって思える。
人は、なににも本当はつなぎとめられていない。だが、Eフロムの言うように、「自由からの逃走」を人間はこころみるからか、制約を好む。
フロムと出会ったのは高校生の時。むさぼり読んで、社会心理学ごっこで遊んだ。一人でね。
いまも続きをやっているようなのだが、そうそう、人はまるでchainでつなぎとめられた奴隷のようなものだと思う。
そのchainは、自分のこころにある。自由を不自由にするのも自分、リリースするのも自分。
神様の仕事じゃないの?そう、神様でもある。
その人のぬし=主=LORDが存在すれば。それは、茨の冠を被ったイエスであるかも知れない。
あるいは、他の神
あるいは、脳内物質
夏に向かうこのごろ、車に乗って仕事にむかう途中で、びんびん音楽が入ってくるのだ。
素晴らしい音が、まぶしい風景とともに通り過ぎていき、というよりは、自分の体の中をとおっていく、そんな時。
Uncain My Heart
わたしは自由。と思う。70年代ウッドストック気分
投稿者 pianocraft : 2004年05月24日 23:41
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