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2004年05月20日

FAN

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このところ雨続きである。文章を書くにも、何か煮え切らないものがもんもんとありすっきりしなかった。

私は、自分の人生のなかに音楽を重要なポイントとしてもっていこうとしてきた。時たま餓えるように思うときさえある。ゴスペルを歌いだして、満たされることも多かったし、随分よい勉強をした。素晴らしいミュージシャンとの出会い。魂の奥底にある、黒人音楽のルーツは、ゴスペルであり、ゴスペルの歌詞は、単なる、JESUSへのラブソングではなく聖書の中の言葉でもある。

心の支えというのは、そういうものなのか・・・・と。福音=ゴスペル。さもありなん。

ところが、心が乖離状態になっていく。理解と信仰とは別物である。ずっとテーマでありながら
避けずに正面きってむきあってきたはずなのだが、そして、今、自分の求めるものをまた、探している。

そんな状況の時。すごく惹かれる俳優をみつけた。まだ、追っかけの最中だが。かなり充実してる自分がある。ちょっとした、ファン心理なのだが、このことが自分に、こうも大きな影響を持つとは思わなかったのだが・・・・・

以前も書いた。VIGOO MORTENSENNなのだが、言わずと知れたアラゴルンだ。LOTRファン(The Lord Of The Ring)というのは、Ringersとも呼ばれるらしく、全世界的に広くいるらしい。わたしも、Ringersであることがスタートであった。けれど、この俳優、36本も仕事をしていて、ある時期は、子育てのため・・・つまり生活のために映画にでていて、バイプレイヤーとしても秀逸の役者だった。

これは、「モーテンセン礼賛」というサイトで詳しく書いてある。

ところが、いまやもうハリウッドのセレブとなってしまい、本人がいちばん困っている。自分のもう一面の姿が絵描きであり、詩人で写真家であるのだが、忙しすぎて、大切な時間を奪われてしまう。その、アーチストとしての発言や実生活の方に非常に興味を奪われ、創作するということにたいして、自分の表現をおこなうという姿勢について、インタビューの内容などから彼に学ぶことが多かった。

実に膨大なインタビューのサイトがある。興味のある人にとってはお宝サイトなのだ。
「ヴィゴモーテンセン 翻訳アーカイブ」というサイト。同い年ということもあるのかもしれないし、同じ年に生れているが、育ったところがアジアとヨーロッパや南米、NYなどという俳優と共有できることは少ない。

しかし、時代感というのはなんとなくある。そういう風にこの人をたどっていくと、ふつふつと勇気のようなものが湧いてきた。そろそろ、変わり目だな。私は、変化が好きだ。それは、飽きっぽいとかいうのとちょっとニュアンスが違うと思うのだが、変わっていくわくわく感にすこし元気になり、たくさん考えた。

身の回りをみわたして、また、整理しないといけないことが増えた。変化するためにね。
最近不思議な植物を調律のお客さんからもらった。また、写真を今度UPしようと思うが、葉っぱの先から新しい芽がでてきて、葉っぱがもげて土に落ちると、新しい芽から根が出てくる。
いくらでも増えるのだ。生命力のある、植物。

この植物みたいに、自分の一部分をはがれ落としてあたらしい自分をまた創り直そう。
Thank You VIGOO!

投稿者 pianocraft : 2004年05月20日 22:09

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