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2004年02月19日
偉大なるブッチ氏
我がHJPクアイアの講師の一人である、ブッチヘイワード氏について、「アジアンリズム」のところにも書いたが・・・
ブッチさんは、実にチャ~ミングな人なのである。私たち、日本人に丁寧にブラックゴスペルを教えてくれる。日本のあちこちでワークショップを行い、知る人も中にはいるだろうけど。
1500曲は、作曲したであろうと言われる、ゴスペルミュージックにとっては、アメリカでも名のとおったプロフェッサー級のオルガニストである。いつも練習では、ハモンドオルガンがないので、ピアノを弾いて教えてくれるのだけど、その演奏スタイルはオルガンの時とまた違う。
オルガンでベースラインは足鍵盤で行うのだが、ピアノの場合、彼は本当に良く動く左手で縦横無尽にベースラインをたたき出す。しかも、ごきげんなりズムでね。
いつもオルガンとピアノでは演奏のスタイルが違うね?と聞いたら、だいぶ違うといってた。
でも、オルガンの方が好き。だそうだ。ピアノは鍵盤が固くて嫌い・・・らしい
おおきな体にごっつい指なのに・・・もう一人の黒人講師もやっぱり固いのは嫌いだって。力あるのにね~
アメリカのサイトには、ブルックリン・スタイルのオルガン奏者という記述があった。ゴスペルでは有名人らしく、日本でも藤田まことさんがこの間の練習に立ち寄ってくれていた。そう、ブッチさんのお友達なのだね。
そんな、ブッチさんの頭には本当にたくさんの曲が詰まっている。いつも譜面は持ってない。
でも、大概ゴスペル曲は知ってるし、どんな伴奏もその場で、やれてしまう。
ブッチさんのカバンにはとても沢山の紙束が入ってる。結構、いいかげんにネ。
そこに書いてあるのは、歌詞だけだ。常に、作曲し、インスパイアされてイエスさまと対話するように、ミューズが憑依したとき、一心に曲を書いているらしい。
祈り、曲を書き。すばらしい演奏をわたしたちに示してくれる。
この人にであったから、ゴスペルを・・というよりハーレムJPクアイアを離れられない。あまりにも魅力の音だから。あの、ドライブするベースラインを聞くと、本物の彼らのスピリットをじかに感じることができる幸せをかみ締める・・・・
アメリカのサイトを検索したら。あった、あった。オルガン指導VHSなぞが販売されている。偉大なる、わたしたちの愛するブッチさん!もちろんCDも沢山あるよ。
投稿者 pianocraft : 2004年02月19日 23:45
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