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2004年01月31日
Blogできない日々
日々、仕事、病院。である。その間に自分の住む町の用事もしなくてはならず、そうそう、まだあった。今度の日曜はテジョンの二胡の発表会であった。
伴奏をすることとなった。急遽。二胡+ピアノ。
ピアノというのは、ご存知のとおりわたくしたち、ピアノ調律師が調律した音階にもとずいて黒鍵と白鍵との間の音が弾けないという楽器であるが、それに比べ、二胡という楽器は2弦がすべてで、どんな隙間の音もそのなかに詰まっている。
しかも、西洋楽器のバイオリンやチェロなどのように、指板が無い。サオはあるが、弦は宙に浮いており、ひものような部品で固定されているだけなので、駒との間がすべて共鳴弦なのだ。
指板がない。と言うことは、実に音をコントロールするのが難しいということに通ずる。
ビブラートを掛けると簡単に音が変化する。
ピアノの伴奏をしてみて、ピッチの正確さを保持するのが二胡の人は大変だ!と思った。つくづく。
ピアノ奏者というのは、自分で自分のピッチを作らないから、案外、音の狂いに鈍感な人もいるのだ。信じられないようなことだが、自分のピアノをちゃんと管理しないピアノ教師もいること
も事実だ。
困ったもんだ。
でも、違う楽器と演奏するのはホントに楽しい。
投稿者 pianocraft : 2004年01月31日 00:29
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