今年はいちだんと・・・上原ひろみ
11月30日サンケイホールブリーゼでStanly Clark Torioを聴きにいく。
約一年に1回、魅せてくれる上原ひろみちゃん。今年は、大御所とのツアー。
2009年に発売された、「JAZZ IN THE GARDEN」の感じで演ってくれるか行く前から期待大だった。
このギグは、期待を裏切らず、それを遥かに越えたパフォーマンス!圧倒された。
それには、ちょっぴり訳もある。抽選で手に入れたチケットが、A列左手で、ひろみちゃんを下から眺める位置。ソロが絶好調になっていくと、強烈なトリルや連打を繰る返し、それと連動するように右足が小刻みにリズムを刻んでいく。
激しさを増して、ゲンコツ、肘打ちを繰り返した後、ぐっと後を振り向いた歯をむき出した、「がおっ」という顔を拝めてホントに幸せだった。
しかし、スタンリー・クラークのファイト溢れるソロは、素晴らしかった。
若いひろみちゃんとずっとツアーに出ていて、疲れを知らずというか、よりパワフルに
なったのだろか?打楽器のようにアップライトベースのネックを上から、駒の下まで縦横無尽に使い切り、時には美しいボーイングも聞かせてくれる。
二人の駆け引きにレニー・ホワイトの渋いドラムが絡む。
ジャズトリオの演奏として、こんなにエキサイティングな経験はなかったわあ。
とてもとても、素敵な、いや~良かったわあとしかいえない演奏だった。
毎年、違う姿でパフォーマンスするひろみちゃん。来年は、どんな感じなのかしら?
ソニック・ブルーム、ソロ、トリオ、さて、次は何するのかな。
実に楽しみな人です。