沖縄の米兵にようる性暴行事件で、沖縄の憤りが再燃している。
繰り返される暴行事件は、基地があるというだけで尋常でない苦痛をさらに強いることになった。
今日、NHKのクローズアップ現代では「国vs自治体 基地と補助金をめぐる攻防」と言うテーマで放送を行っていたが、岩国の例のように国が補助金をカットするというような事態が現実のものとなったために沖縄でも日米再編にともなう国の要求を拒否することに不安をもち、意向を変更する地域もでてきた。TVでは金武町をとりあげれていたが、基地が町の60%という状況で生きる人たちはたまらない。
子供に飛行機の騒音についてどう思うかインタビューしていたが、「人殺しの練習してるんでしょ」と冷ややかに答えた。
アメとムチ。
沖縄だけでなく、大きな町に住むものは自分たちが都会の経済の恩恵をうけていることを忘れずに、地方の基地のある町の状況を知る努力を惜しんではいけないな、と思う。遠い、ケニアやイラク、パレスチナに思いをめぐらせるけれど、ホントは米軍基地があることによる、日本の中の「武装地帯」をどうにかしなければと思う。
基地に頼らないでも、地方が生きていけるように。原発がなくても生きていけるのと同じように。
番組では、岩国が、市民を2分してしまったことに対する不信を市長選にぶつけていた人がいた。
六ヶ所村でも賛成派、反対派が2分。お隣さん同志が、意見の対立でおかしくなっていく・・・これもつらい。反対の意見の人間も多くいることを踏まえたうえで、活動してほしい。という気持ち。
全て丸く収まる方法など、ないのかもしれない。けれど、誰もが願う、一番大切なものはあたりまえに、安全に暮せるということだ。
米兵だって、人殺しの訓練ばかりしてたんだ。人として、偏った状況におかれているだろう。そもそも、そんなに軍隊がいること、常時、派兵されていること自体がおかしい。国によって、「壊れた人」になりたくない。