沖縄集団自決訴訟
大江健三郎さんの「沖縄ノート」記述にまつわる、集団自決訴訟が大阪地裁であった。
ウエブニュースでも、サンケイ系とリベラル系では全く記事の観点が違い、違和感を覚える。
「自決はとんでもない」と止めた一兵士がたとえいたとしても、沖縄県民の4人に一人が亡くなったという事実は変えられない。それが日本軍の責任でないはずがない。
ちょうど、昨日の夜は三線の練習をしていた。
習った民謡は、「屋嘉節 やかぶし」
1945年に作られた民謡だという。沖縄では毎日いくつもの民謡が生まれ、あるものは消え、あるものは歌い継がれる。どんな辛いときにも沖縄には歌がある。
屋嘉節の歌詞と、バックグラウンドは、「島唄まじめな研究」ブログに非常に詳しい。
この唄は、戦後の捕虜収容所で歌われたという。
そのときに手にしていたのが、空き缶でつくった「かんから三線」
パラシュートの糸を弦がわりにしたといわれる。
沖縄の唄を教えてもらうと、歌詞の「ウチナーグチ」の意味から考えていかなければならない。
私たちと違う言葉の中に織り込まれた内容は、時に甘い恋歌であり、時に辛い戦争の記憶だ。
まだまだ、癒えない沖縄。
さらに、米軍の駐留で戦争と隣り合わせ。
島唄は、沖縄の人の気持ちを載せてまだまだ、作り続けていかれるだろう。