ブッシュ大統領の支持基盤
ふとみたニュースショー。2つとも、同じチャンネルだからか・・・アメリカ大統領選のブッシュの支持基盤が、キリスト教徒であるという内容。
それは、おそらく正しいことと思う。ただ、すべてのクリスチャンがブッシュ支持にまわっているとは考えたくないが・・・反ブッシュの旗印、マイケルムーアだって、カトリックのクリスチャンだ。
今回は、カトリック教会はブッシュ支持という事らしい。全米でどうなのかは?だが。その理由は、同性愛と中絶に反対しているから。中絶に反対して、戦争での人殺しは支持するのか?とのニュースキャスターのぼやきも同感。
キリスト教右派、ファンダメンタリストというのはブッシュの教派である、南部バプティスト系の人々だけかと思ったが、福音派が支持者であると今日のニュース23では言っていた。
このキリスト教の教派についは、詳しい本とサイトがある。
それは、「くりほん キリスト教派の森」というサイトで、このサイトは八木谷涼子さんという人のサイトで、彼女はキリスト教についての研究を行っており、わたしも「キリスト教大研究」というのを読ませてもらった。
このサイトでは、教派の比較表が有り、儀式の様式や考え方の違いをカトリック、プロテスタントの両方に関して書いてあり興味深い。
そもそも、キリスト教については、ゴスペルを歌うことになってから学び始めた。正当的に、聖書も学んだが、全体像がつかめないので、こういう本も読んだりした。
何かがわかったつもりでもないのだが、今回、ブッシュのことで取材されているアメリカの大教会で、多くの人が手をさし上げ、祈り、歌う姿を見ると、あ~ちょっとかんべんしてほしい・・・・と思うわけで。信仰が政治と密接になる。これはありがちかもしれないが、間違わないで欲しい。
私個人としては。どうしても集団主義にはなじめない。なのに、ゴスペルかよ・・・といわれたら返す言葉がないのだが、声のパワーと黒人のアメリカでの迫害の中でうまれた宗教があったからこそ強く、結び付けられた生きる力をこのブラックゴスペルに感じるから、歌いたいと思ったわけで・・・。日本人が歌うというのは、やはり大きく意味の違ったものになると思う。
だが、信仰やキリスト教にたいする思いが熱いほど、この歌声は力強くなるということを、やっていて知ることとなる。すると、わたしが入れるのはその入り口だけだ。今日観た映像に引いてしまうわたしは、その入り口にさえ立てないと言う気もする。そう、ゴスペルのいいとこどりした、癒しとパワーだけを得ようとね。
それでいいじゃない。という人もある。それはダメと言う人もある。でも、両方あっていい。
ともかく、アメリカが一色になってはいないことを信じる。かつて、日本が戦争に走ったようにこの日本も一色なって一丸になって、9条をなくしてしまわないように。祈る。この「祈り」は一人の人間としての祈りである。誰かに対してのみ向いているのではなく。