マトリョーシカテルミン(そくちゃん所有)
先週は、NHKの生中継が入るゆえ、いろいろ準備があったり(楽器の製作)バタバタした。気分的にも、落ち着かない日々だった。
5時過ぎからの番組での生中継なので、2時ごろからスタッフはやってきた。アンテナつきの中継車に乗って。レッスン室での中継ということになったので、イスを動かし、スペースを広げ、チェロなどを動かし、手作り楽器を並べる。
この日のために、テジョンは見栄えのする大き目の竹琴を作った。例の「鶏やおまへんで~」「それはチキンです。」「台所ともちゃいまっせ~」「それはキッチン」のちっきんである。
リハを何度か繰り返し、「へ~」「へ~」といちいち相槌を打つのはやめてください。といわれていた。これは、スタジオとの連携もあって、放送をみてはじめて、ああ、掛け合いの部分があるねんな。と分かった。現場ではさっぱり分からない。これが、放送媒体にのって、流れているというのも、けったいな感じだ。
いろいろ、テジョンはテジョンのノリがあって、いつものテンションをもっていけるかと言えばやはり、難しい点があった。本番になると、リハでタイムを取って、何度か繰り返していても、説明に手間取ったり、言い回しを変えたりすると、時間が変わってしまい、あと何秒というディレクターさんの紙を気にして、うまくいえなくなってしまうらしい。
やはり、素人である。だからよいのだろうけれど、でも、TVというのは、時とともに流れ去ってしまう媒体である。しかも時間帯が夕方で、なかなかゆっくり見ている人がない。
紙のように、定着しないので、情報として「おもしろい」とおもうことがあってもあわてて、メモしたりしないと、すっかり忘れる。なので、日曜日のワークショップは、予想どうり少なかった。
でも、ワークショップでは、大人が楽しんで楽器を作ってくれた。そして、新たに、楽器を知ることが出来た。写真でうつっている「マトリョーシカテルミン」そして「バリオン」という楽器を参加者のそくちゃんという方が持参してくれた。
テルミンも大きいものしか、しかも映画とかTVでしか観たことなかったのに、手のひらにのるかわいいテルミンがあるのを知って驚いた。バリオンもなかなか面白い。リンクを貼ってある神戸のバリオン技研というところでしか手に入らないシロモノである。
人が人とであうというのは、実におもしろい。とこういうときにつくづく思う。何かを発していれば何か反応するものがあるというこの世界。お互いに響いていきたいものだな~と思う。