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2011年01月26日

西谷さんという人

昨夜、「イラクの子供を救う会」を主催しているフリージャーナリスト西谷文和さんの案内で「国境なき芸能団」のイラク訪問、帰国報告会へ出かけた。

「国境なき芸能団」の活動はNHKがずっと追いかけていて、折々にニュースや番組での紹介を行っていた。昨日は、そのためか芸能団の芸の披露と交流の映像や報告が中心で西谷さんによる報告の時間がほとんどなかった。

西谷さんの解説はとてもわかりやすい。ビデオやブックレットでもうまく解説しており、しかも隣接の吹田市で活動しておられることもあり、何だか身近なおっちゃんががんばっているのを応援しよう!との思いに駆られる。

結局、特別な人がイラクやアフガンに行っているわけではない。私たちの代わりに行ってくれ、子供を支援している。劣化ウランの被害も報告する。かといって、私が代わりにいけるわけではないが、身近に感じるという点ではとてもありがたい人物だと思っている。

戦争の惨状を撮ってくるということから、今は戦後のイラクやアフガンの支援の手の届きにくいところへスポットとライトを当てることが彼の仕事になっている。日本で支援を集め、何がしかの生活道具を寄付しつつ、難民キャンプをまわっている。

今回の「国境なき芸能団」とのコラボは、とても良かった。
難民キャンプの子供達が、笑い転げているという姿を見れたから。
あんなにも楽しく、鶴笑さんにのせられて遊んでいるという姿。かわいかった~。
彼らに教育と遊びの権利が補償されるのはいつのことだろう。生きていくのに最低限の補償も得られていない場所で、どんどん外資系復興企業が儲けていく様子をいやおうなしに見ながら生きている。

また、地味に続けていってほしいと・・思う。

NHKニュースで何故かインタビューをとられて、少し流れてしまいました・・・。

投稿者 pianocraft : 2011年01月26日 23:07

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コメント

西谷文和さんと会った人は皆んな、その仕事と人柄にギャップを感じるみたいです。吹田のおっちゃんが、お金も無いのに 何でこんなに頑張れるんやろ、不思議な気持ちになるみたいです。1年程前、私も、ある小人数の集まりでお話をした事がありました。取材中、お仲間がトラブルに巻き込まれ 銃殺された事を話され、好きだったみかんを供えに行きたいと言われた時、西谷さんの仕事への強い思いを 垣間見た気がしました。戦場の子ども達の話しをしている西谷さんを思い出します。優しさの意味を考えさせてくれる。そんな人ですね、西谷さんと言う人は。 

投稿者 kaeco : 2011年02月15日 23:42

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