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2009年03月20日

小曽根真 No name horses のゴージャスな音 音

久し振りに、ビッグバンドジャズを生で聞いた。

それも、小曽根真率いるNo name horses は、ほんとにうまい。職人芸!!
それぞれが名のある(No nameの逆ね)ミュージシャン達で、難しいアンサンブルも速い演奏も、楽しんで、演奏している(ようにみえる)

滑らかで、つややかな音もあれば、小曽根が好きらしいラテンジャズの明るい、ノリノリのサウンドもあり、管楽器の音に包まれて豪華な気分だった。

ジャズは、小編成の緊張感あるものもいいし、バンドもいい、ビッグバンドも本当に素晴らしい。

客層は女性が多かったです。
年齢は、まちまち、制服姿の女の子達がいたりして、どこかの学校のスイングガールズなのかしら?と思ってみたり。

そういえば原信夫さんもファイナルのコンサートツアーに出ている。
たまたま、先日「徹子の部屋」を見ていて原さんがゲストにでていた。進駐軍のバンド時代の話が魅力的だった。その当時、進駐軍のダンスホールは、白人用と黒人用で別れていたそうだ。
軍隊の中にも露骨な人種差別をもちこんでたんだ・・・米軍は。
でも、黒人のところで演奏する時は最新のジャズのレコードを聴くことができたから、どんどん盗み吸収して勉強したそうだ。

彼らの進駐軍世代が今の日本のジャズを大きくささえてきた。今の人は本当に演奏がうまいし、教育も高い。昔は色んな状況もあり、薬もあり、ダークな夜の世界もあり、危ないこともあっただろうけど、今の日本にジャズが根付いて、私達が楽しめるってことは最高にありがたいと思う。

先駆者に感謝、現役プレイヤーにも感謝。

投稿者 pianocraft : 2009年03月20日 20:39

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コメント

pianocraftさん、こんばんは。
19日のサンケイホール、行かれたのですね。
すれ違っていたかも?
私も制服姿の女の子たちが目に止まり「こんな子たちが聴いたらホンマに値打ちあるわ~」と感じていたのでした。
いやぁ、良かったです!
感性はもはや「老い」に入って乏しいとしても、喜びはいっぱい。
なかなか聴く機会がもてない生ビッグバンド、しかも好きな小曽根さん、思い切って行って正解でした。
pianocraftさんのも行かれていたと知って、何だかさらにうれしくなりました。

投稿者 りん : 2009年03月21日 22:00

あら~~。そうでしたか!
サンケイブリーゼは、ライブハウスっぽくていいムードでしたね。私は、G列にいました。音楽好きの友人達とよくつるんでいくのです。

ビッグバンドを聞く機会ってなかなか無いですね。
りんさん!感性が「老い」に入ってるなんてダメですよ~。
ホントはね、生きてきた長さの分、経験も想像力も豊かなんだから、パソコンに振り回されないで、羽ばたいちゃってください。

投稿者 pianocraft : 2009年03月21日 23:42

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