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2007年07月29日
大人の無邪気もいい
今日、懐かしのグループサウンズフェスティバル07に参加してきた。
出演のメンバーは、久しぶりにバンドまたやろうと頑張っている、いわゆる「おやじバンド」が中心だ。
私とテジョンの演目は、そのグループサウンズよりうんと古い、1910年代のエノケンナンバーや1920年代、笠木シズコの曲、あとは、いつも歌う「19の春」と「ジョージア・オン・マイ・マインド」。
客層は、主催のNPO法人おんがくさーくるコスモスの関係者が多い。年齢層もいろいろ。コスモスさんは、日ごろは吹田市の老人施設などで音楽療法の活動をしたり、高齢者のピアノ教室、懐かしい歌を歌うイベントなど、多彩な音楽活動でいろんな人の心を豊かにさせている。今回は、もう少し若いひとにも元気になってもらおうと、おやじ・おばさんバンドなどの参加呼びかけをした。
いろんな人の懐かしいエルビスやビートルズ、フォークソングなど聞かせてもらったが、みんな本番の顔つきは「いい顔」だった。日ごろは、仕事でなかなかリハーサルもできない仲間が、今日のステージのために努力してきた、晴れの場だ。東京と大阪と行き来きしながら練習してる人もいたりして、その熱心さは、音楽を演るという魅力にほかならない。
無邪気さというと、誤解をうけるかもしれないが、体を動かし、手拍子して楽しむ。そいういう姿は本当に無邪気で元気で、つくづく大人の生活にもいい影響を与るなあと思う。
そういえば、昨日もとてもいい顔をした、大人を見た。ピアノを購入していただいたら、サービス調律というのが付いている。その仕事で伺ったお家の若いご夫婦は、子供のためにだけピアノを買ったのではなかった。若い父が、これからこのピアノを弾いていきたいという思いがあったから。
初めて、家にピアノが届いて、調律で全部の鍵盤の音を出して、最後に分散和音などで、はしからはしまで音だしすると、「今やっと、ピアノが家に来たって思いました。」と晴れ晴れとした顔で、お母さんが言ってくださった。
そう。はじめて「ピアノが来た日」って、こんなに嬉しかったものなんだ。わくわくするような思いと、まだ小さい子供が真ん中を少し弾くだけのピアノが、はしからはしまで鳴らして、一曲弾いてみると(私のピアノの力量はたいしたことない)、それだけで、ぱあ~と晴れやかになってもらえるなんて、嬉しい限りだ。
音楽もピアノもいいもんだって思ってもらえれば嬉しいな。
投稿者 pianocraft : 2007年07月29日 19:01
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