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2007年06月24日
美空ひばり 命日
6月24日は、美空ひばりの命日、17回忌にあたるらしい。NHKBSでは、昼からずっとひばり特集をやっていて、断片的に見たりしていたけれど、特別にファンでもない私でもふっと聞き込んでしまう歌のうまさを感じる。
私が知ってる美空ひばりは、小さいときに聞いた「柔」、晩年期の「川の流れのように」など覚えてるのはほんの少しだった。その間、演歌をたくさん歌うひとと言う感じで、洋物ばかりを聞いていたわたしには、縁がなかった。
この頃になって懐かしい歌を歌う機会が増えてきて、昔の笠木シズ子や服部良一メロディーなどモダンで魅力的な曲を再認識している。その中でも、ちあきなおみの歌のうまさ、歌う曲の良さなど惹かれるものが多いが、美空ひばりはシンガーとして別格に感じる。
子供時代のひばりを、西条八十はその様子を「バケモノのよう」と評したくらい、大人びてうまかった。
いろんなジャンルの曲、人の持ち歌どんなものも自分の歌に昇華できる人。
このような、シンガーとして歌い手として職人のような人が今はいるのだろうか?
職人といっても、ただ小手先がうまいというのではなく、本物の歌をハートで歌える人という意味で賞賛の意味で私は書いているのだけれど。
歌というのはすごいな。つくづくそう思う。
今、60代の人々のこころには、いろんな時代のひばりさんが生きてるんだろうな。
美空ひばりで今日検索していたら、こんなのを見つけた。
「美空ひばり 平和をうたう」
小笠原 和彦【著】時潮社
なぜ、ひばりは反戦歌を歌ったのか、誰が影響をあたえたのか、古賀政男か、川田晴久か、竹中労か。名曲の誕生までを縦軸に、きらびやかな人たちとの親交を横軸に、もう一人の美空ひばり像を追い求める。
とても興味深い。また、手にしてみたい本だ。
投稿者 pianocraft : 2007年06月24日 22:22
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コメント
こんばんは。
天賦の資質と努力、なのでしょうねぇ。
もう17回忌ですか。人の生死はままならない、ということを改めて実感します。まだご健在であってもちっともおかしくない年齢です。
兄が歌謡曲(も)好きだったおかげで、美空ひばりの歌も小さい時からよく耳にしていました。
でも実は思春期の一時期に夢中になったのは藤圭子。(今や「宇多田の母」という言われ方をしていますが。)
確かにうまさはありましたが、ハートで歌っていたかは???でもその暗さに没頭。
付き人になりたい、と思いつめたことも・・・。
ショウモナイ、こと書きました。
投稿者 りん : 2007年06月27日 21:33
りんさん。こんばんは。息抜きに来てくださいね。
昭和の時代の人々を癒したり、勇気付けたり。いろんな歌や歌手がこの世を去っています。
最近では、ZARDの坂井泉水さんがなくなって、ホントに報道で多くの人が悲しむ姿を見て驚きました。
私は、そんな気持ちになったことってないかな・・・とか思ったりして。歌で勇気付けられることや、涙がでることはありますが、その人、そのものに強烈に惹かれるということがないのかもしれません。
歌を歌として聴いてる。のかな。冷たいような気もするのですが正直な感想です。
投稿者 pianocraft : 2007年06月28日 23:48