2005年04月15日
海を越える唄
先ほど、「たけしの誰でもピカソ」というTV番組を観ていて思わず、こころをくすぐられた。
番組のたけしを尊敬するイ・ビョンホンとたけしの対談もそれはそれで、映画というツールでか~るく国を越えた人と人のつながりを感じたが、その後の宮沢和史の短い特集はもっとこころを高揚させるものだった。
「島唄」が世界を駆け巡っている。という
「島唄」作詞・作曲 宮沢和史
でいごの花が咲き 風を呼び 嵐がきた
でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐がきた
くり返すくぬ哀り 島渡る波ぬぐぅとぅ
ウージの森であなたと出会い
ウージの下で千代にさよなら
島唄ぐぁ 風に乗り 島とともに 海を渡れ
島唄ぐぁ 風に乗り 届けてたぼれ わんくぬ涙(なだ)ぐゎ
でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
ささやかな幸せは うたかたぬ波ぬ花
ウージの森で歌った友よ
ウージの下で八千代の別れ
島唄ぐぁ 風に乗り 島とともに 海を渡れ
島唄ぐぁ 風に乗り 届けてたぼれ わんくぬ涙(なだ)ぐゎ
海よ宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠の夕凪を
島唄ぐぁ 風に乗り 島とともに 海を渡れ
島唄ぐぁ 風に乗り 届けてたぼれ わんくぬ涙(なだ)ぐゎ
ウージは、さとうきびのこと。
宮沢は、沖縄戦のひめゆりの学生達のことを知り、唄にした。日本で唯一の地上戦となった沖縄で、借り出された学生たちの命は、戦争が終結して解放の宣言がだされたあと、米軍に何をされるかわからないという恐怖のもと、あるいは、ガマで日本兵に強要されて、自殺をすることとなった。
この唄がなぜ、世界にことに、ポーランド・ブルガリア・ロシア・アルゼンチンと日本にとってとおい欧州で拡がることとなった理由については述べていなかった。ただ、音楽が、かる~く国をこえていることは、承知のことだけれど・・・何せ、クラッシック音楽というのは、西洋音楽ですからね。
けれど、日本のしずかな反戦歌とでも言える。千代に八千代に誓った、友人との絆も、皇軍の名のもと、多くの日本兵に命をおとされる皮肉な結果となった沖縄。千代も八千代も別れのキーワードになっている。
今、ざわついた、粗っぽいナショナリズムにゆすぶられる日々である。国は、ほんとうは人間同志では軽くこえられる概念に過ぎないのに、それぞれの政治にあやつられる思考から自由にならなくてはならない。自分が何者かは、国が決める事ではない。
そういう気持ちでありつつ、国の勝手な意志は許さない。
投稿者 pianocraft : 2005年04月15日 22:58
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コメント
これって沖縄バージョンだょねっ??
勝手ながらに指摘させて頂きマス★
『ウージの森であなたと出会い』
→『ウージぬ森であなたと出会い』
『ウージの下で千代にさよなら』
→『ウージぬ下で千代にさよなら』
『ウージの森で歌った友よ』
→『ウージぬ森で歌った友(どぅし)ぐぁ』
『ウージの下で八千代の別れ』
→『ウージぬ下で八千代ぬ別れ』
小さいコトって思ったらどぅぞ消して下さい。
私この歌もの凄ぃ好きなもんで。。。。゚(゚ノ∀`゚)゚。
投稿者 ぁんず : 2006年11月18日 13:08