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2004年07月03日
7月7日
7月7日が近づくと、ため息がでる。七夕のストーリーでは、おり姫とひこ星が年に一度出会うという、ロマンチックな日なのだが・・・
私の友人が1995年7月7日に、ひったくりに遭い。バタフライナイフで殺された。
高校時代からいっしょにバンドをしたり、音楽のおしゃべりをする、大事な友人だった。命は、誰かに奪われた。誰だか知っているけど。加害者は、まだ人生の続きをやっているだろう。
わたしも好きなミュージシャンでボニーレイットというシンガーがいる。スチールギターの名手で、数多く、演奏する機会のあった、お気に入りの人。彼女のことを、同じように好きな、友人は、ボニーの伝記を書こうと思っていたらしい。
いろいろ書き溜めた、そのメモ帳が、財布と一緒に奪われた。
もう二度と見ることはない伝記。
この友人のご両親・お姉さんの家族・友人が7月の初めになると、一同に会す。懐かしさと、過ぎていく日々、今も、死はあちこちにある。
何度も書いているが、戦場では束になったように死んでいく。
一つの死と大勢の死は、一見まったくちがう感情をもたらすが、身近である・ないという問題を越えて、すべての死には、死のまわりにある、血縁や親しい人の悲しみがある。
あるいは、すべての死だってある。家族親族、全滅になってしまうことも。
それが、戦場だからという、危険地帯だからというそんな言い訳は無意味で無慈悲で、本当に最前線に出ない人間のくちから生れる屁理屈だ。
DON'T KILL
投稿者 pianocraft : 2004年07月03日 22:50
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